猫と暮らす
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【調査】蛇口から飲みたい・ぬるめが好き と猫それぞれ 猫の「水へのこだわり」を獣医師が解説
【調査】飼い主さんの約2割が、「愛猫が水にこだわっている」と実感!
その結果、今回の調査では約2割と少数ではありますが、「愛猫が水にこだわりを持っている」と感じている飼い主さんがいると明らかに!
【体験談】愛猫は、水にどのようなこだわりがある?
- 「新鮮な水しか飲まない。なので、1日に何回も水を替える」
- 「いれたてが大好き。暑い日は一粒の氷入り」
- 「1階の洗面台の蛇口から飲む、同じ物が2階にもあるが、飲むのは1階だけ」
- 「私が歯磨きをしていると必ずやってきて、専用のコップに新しい水を入れてとねだります」
- 「朝イチはお風呂場でお湯、次はキッチンの流しでお湯、お昼寝の後はトイレの手洗い場で水を飲みます。飲む場所と時間帯が決まっています」
- 「普通の水温の水道水は飲まない。お風呂場の排水口に出したての40度くらいの湯と、鶏のささみ汁を好んで飲む」
- 「流れる水が好き。給水器や、蛇口からチョロチョロ落ちる水、お風呂上がりの床を流れる水に萌えるようです」
- 「交換したての水は飲まないが、交換直前の時間が経った水は必ず飲みにやってくる」
- 「冷たくてもだめ、熱すぎてもだめ。通年で40℃〜45℃くらいを所望なさいます」
- 「普通に飲むときもあるが、前足を入れてすくって飲みます」
- 「水素水のほうがよく飲んでくれます」
- 「ガラスのコップの水を飲みます」
- 「大きめの器で飲むのが好きな猫と小さめの器が好きな猫がいる。入れ換えしたてのお水が好き」
【体験談】こだわりが強すぎて、驚いてしまうことも!
- 「新鮮な水が好きなのかわかりませんが、顔をびしょびょにしながらシャワーの水を飲みます」
- 「水を飲むためならジャンジャン出てる蛇口に戦いを挑み、滝行の僧侶のように頭から水をかぶり洗面台を水浸しにされました」
- 「水の入った容器に前足をつっこんで、舐めたり水をまき散らしたりして周りが水浸しになる。濾過式も種類によっては、蓋をこじ開けてまき散らす」
- 「自分で水道の蛇口を押して、水を出して飲んだり遊んだりした」
- 「たまにシンクの排水溝のところの水を舐めてるから、汚いから急いで止める。あと、風呂場の排水溝の水もペロペロしてることがあって、急いで止める」
- 「水の入っているボウルをひっくり返す」
- 「入浴時には、走ってお風呂場へ来ます。そして、蛇口の前で待機」
- 「うっかり水を替え忘れたら、お水の前でうぉーんと怒られた」
- 「手を入れて温度確認をする」
- 「引っ越ししたばかりの頃、全然水を飲まなくなり、環境変化によるストレスで飲まなくなってしまったと思ったが、フードは変わらず食べるのでおかしいなと思い、引っ越し前のところから水を汲んできたら飲んだ」
【獣医師解説】猫が水にこだわる理由
ここからは、「猫が水にこだわりを持つ理由」などについて、ねこのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。
「もともと半砂漠地帯で生活していた猫にとって、水はとても貴重なものでした。そのため、どのような状態の水を飲むかなど、こだわりが強くなっている可能性があります。
具体的には、次のようなこだわりが見られるケースがあるでしょう。
・温度にこだわりを持つ
・流れている水を好む
・鮮度にこだわりを持つ(新しい、少し時間が経ったもの…など)
・味や匂いなどの違いにこだわりを持つ
・水のある場所にこだわりを持つ
・好奇心旺盛なコ
・フードの形状などにもこだわりが強いコ
水にこだわる愛猫のために、飼い主さんが日頃からできる工夫は?
「猫はもともと水をあまり飲まない動物ですが、こだわりの強い猫では、気に入らないとますます水を飲まなくなってしまう恐れがあります。
愛猫がどのような状態で水を飲むのを好むのかを把握し、より水を飲む機会を増やしてあげられるように、できるだけこだわりに合わせて飲み水を用意してあげられるとよいですね」
『ねこのきもちWEB MAGAZINEアンケート 猫のこだわりに関するアンケートvol.01』
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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