ラブラッシングを始めよう!
猫も人間と同様に、個体ごとに性格が異なります。ブラッシングが好きな子がいれば、嫌いな子もいるでしょう。しかし、猫が安心できる方法でブラッシングを行うことができれば、苦手な子でも受け入れてくれるかもしれませんし、元々ブラッシングが好きな子は、ブラッシングタイムがもっと好きになるでしょう。
ブラッシングは体を清潔に保てますし、飼い主さんとのスキンシップタイムにもなりますよ。飼い主さんもリラックスしながら愛猫と触れ合えば、二人だけの特別な「まったりタイム」を味わえるでしょう。それでは、愛猫が安心して身をゆだねてくれる「ラブラッシング」の方法をご紹介しましょう。
ラブラッシング!用意する物
短毛猫にはスリッカー
スリッカーは、細いピンがたくさんついたブラシです。鉛筆持ちが基本で、軽く持つようにしてください。少しでも肌を傷つけないよう、ピン先が丸いタイプを選ぶのがおすすめ。
長毛猫にはコーム
コームは、金属製のクシ。荒い目から細い目へと切り替えることで、引っかからずに長毛をとかすことができます。
ラブラッシング!まずは顔周り
まずはブラシを使わずに、猫の顔周りをなでていきましょう。そっと包み込むようにナデナデ、軽くモミモミ。こうしているうちに飼い主さんのぬくもりが伝わり、愛猫も安心してきます。ブラッシング中はブラシと反対の手で、頭から体へと自然な流れでなで続けましょう。猫がウットリとしてとろけて表情をしてきたら、頭部からブラッシングを始めます。
ラブラッシング!うっとりスポットはどこ?
猫が「気持ちいい」と感じる場所を中心に、ブラッシングしていきます。コチョコチョとなでるイメージで、そっと小刻みに「うっとりスポット」を刺激してみてください。多くの猫が気持ちいいと感じる場所は、ホホ、おでこ、あご、のど、しっぽの付け根近く。逆に嫌がる場所は、パパっと済ませてしまいましょう。
ラブラッシング!話しかけてリラックス
ブラッシング中は、飼い主さんの声で気をそらします。「えらいねー」「きれいになったねー」などと、穏やかな声で話しかけましょう。それでも飼い主さんの手をチラチラみたり、耳やしっぽをしきりに動かし始めたりしたら、猫が不快に感じているサインです。そういったサインが見られたら、「今回はここまで」とブラッシングを終了しましょう。
飼い主さんの声を聞きながらブラッシングされる時間は、猫にとって至極の時間。猫と一緒に、安心したリラックスタイムを過ごせると良いですね。
出典/「ねこのきもち」2018年2月号『ハッピーお手入れBOOK』(監修:モノカどうぶつ病院院長 小林清佳先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。