そもそも猫にとっての「うれしい!」って?
猫は自分が期待していたことが現実になるなど、願いが叶ったときに「うれしい!」と感じるようです。また、猫によって表現方法は様々ですが、本能に基づいた欲求ほどその喜びが大きくなる傾向にあると言われています。
こんなとき「うれしい!」
猫がこんなしぐさをしたら、それは「うれしい!」を表すハッピーサインです♪
飼い主さんをじっと見つめる
たとえばお気に入りのおもちゃを飼い主さんのそばにもってきて、顔をじっと見つめてそばで待機。挙句には「ニャー」と催促の声も…。それはきっと遊んでもらえるのを期待してワクワクしているハッピーサイン♪
過去におもちゃを投げて遊んでもらい、その経験で「うれしい!」という気持ちを学習したことから、また遊んでもらえると期待している様子がうかがえます。
ゴロゴロとのどを鳴らす
ブラッシングが飼い主さんとのスキンシップの一環になっている猫ちゃんもきっと多いことでしょう。そんなご家庭の猫ちゃんは、その時間が来ると自分の願いが叶うことを学習済み。いつもの場所で待機して、いざブラッシングが始まったらのどをゴロゴロ…。
それは満足を表すハッピーサインです♪抱っこしてもらったり、なでなでしてもらったり、大好きな飼い主さんとのスキンシップ中にのどを鳴ならす猫ちゃんはとても多いのではないでしょうか。
ヒゲを前方に動かす
猫のヒゲが動く瞬間を目撃したことはありますか?たとえば虫を見つけたときや、お気に入りのおもちゃを目にしたときなど、ヒゲが動くのはそのものに興味や関心がある証拠。さらに目をキラキラと輝かせながら対象を食い入るように見つめていたら、それは興奮状態を表すハッピーサインと言えるでしょう♪
猫にとって狩りは本能に基づく行動なので、見事手にした瞬間は狩猟本能も満たされ、さらに幸せを感じているかもしれません。
こんなことも「うれしい!」
おしっこやウンチをした後に走り回る猫ちゃんがいますよね。実はそれも彼らにとっては「うれしい!」瞬間。排泄前のムズムズ感から解き放たれた喜びで、ついつい気分が盛り上がってダッシュしてしまうのです。
ハッピーサインを見逃さないことは、愛猫と上手にコミュニケーションを取るために必要不可欠。愛猫の「うれしい!」気持ちを裏切ることのないように、期待にはきちんと応えてあげたいものですね♪
参考/「ねこのきもち」2017年11月号『猫の「うれしい!」を人にたとえてみたら…』(監修:哺乳動物学者 今泉忠明先生)
文/mieux
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。