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愛猫とのスキンシップ中も健康チェックを!ニオイだしたら病気のサイン?

ニオイが病気のサインに?

まいにちのいぬ・ねこのきもちアプリ
健康な猫であれば、基本的には体臭や口臭がすることはありません。もし愛猫の体の一部から悪臭がするようであれば、病気を疑いましょう。特にニオイの症状が出やすいとされるのは、耳、口、お尻、被毛だと言われています。

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マラセチア菌や耳ダニが感染して外耳炎になると、耳アカがたまったり化膿したりして、ニオイが強くなることがあります。外耳炎は、たまった耳アカとそこで繁殖した細菌によって、皮膚が刺激されて発症することが多いようです。また、外耳炎は傷がついたことにより発症することもあるので、綿棒を使うときは目に見える範囲をきれいにする程度にとどめるようにしましょう。

口(くち)

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もし鼻をつくような口臭がしたら、歯肉炎・歯周炎・口内炎など口腔内の病気、もしくは腎不全などによる脱水症状や、胃腸・腎臓の病気かもしれません。歯周病とは、歯の周りに汚れがたまることによりできる歯石や歯垢、歯肉の炎症によって引き起こされる病気です。歯石は歯磨きなどで落とすことができますが、放っておくと2~3日で歯石となり、歯磨きでは落とせない状態に。

歯周炎や口内炎は、ウイルスの感染症が原因の場合もありますので、注意が必要です。また、異物が口腔内の粘膜を傷つけたことによる炎症や、さらに化膿すると口臭が急に臭くなることもあります。

被毛

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猫が口腔内の病気になると、無臭だった唾液が臭くなります。そのため猫がなめた被毛からも、異臭が漂ってしまいます。

お尻

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猫の肛門には、左右両側に悪臭を放つ分泌液がたまる小さな袋(肛門腺)があります。分泌物がたまりすぎると、ウンチとは違った悪臭がすることがあります。放置すると炎症を起こす恐れもあるため、動物病院で分泌物を絞り出してもらいましょう。

肛門腺の分泌液は通常であれば、排便をするときに一緒に排出されます。何かの拍子にひどく驚いたり、ストレスが加わったりすることにより、突然排出されることも。
ニオイは健康のバロメータ。普段から何気なく戯れているときにも、健康チェックをすることができます。愛猫のニオイの変化に気付くことができれば、病気の早期発見にも繋がりますので、日々の健康管理に役立ててみてください。
参考/「ねこのきもち」2015年7月号『猫の甘いニオイ』
   (監修:哺乳動物学者 今泉忠明先生)
   「ねこのきもち」WEB MAGAZINE『獣医師相談Q&A』
   (監修:いぬ・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)(https://pet.benesse.ne.jp/dog/sogojoho/qa/)
文/佐藤
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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