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ペットフードの表示を詳しく解説!愛猫のための正しいフードの選び方

みなさん、ペットフードはどんな基準で選んでいますか?ペットフードのパッケージやラベルにはさまざまな情報が表記されており、愛猫の健康管理のためには「何が記載されているか」を理解しておく必要があります。今回はそれらの意味や読み方について、詳しくご紹介していきます。

フードの「目的」の表示方法について知ろう!

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猫のフードには必ず、その目的がわかるように「総合栄養食」「間食」「療養食」「その他の目的食」のいずれかが表示されています。それぞれの意味を知って、目的に合ったフードを選びましょう。

総合栄養食

「総合栄養食」とは主食となるフードで、そのフードと適量の水を与えるだけで健康が維持できます。動物の種類の違いや年齢などに合わせて必要な栄養基準が設けられており、ウエットやドライなどさまざまな食感があります。ただし、それぞれにメリット・デメリットもあるため、愛猫のライフステージなどに合わせて選びましょう。

間食

「間食」「おやつ」「スナック」と表示されているフードは、猫とのコミュニケーションやご褒美として与えるものです。栄養の補給を目的としていないため、栄養基準がなく、大量に与えると栄養バランスに影響が出てしまします。1日に与える量は、必要なエネルギー量の10〜20%以下に抑えましょう。

療法食

「療法食」と表示されているフードは、特定の病気や健康状態に応じて栄養素が調整されています。「療法食」は、獣医師の指導のもと食事管理を行うために与えるフードなので、飼い主さんの判断で与えないように注意してください。また、「療法食」を処方された場合は、与え方や量、期間なども獣医師の指示に従うことが大切です。

その他の目的食

上記の3つ以外のもので、嗜好促進を目的としたふりかけなどのフードやサプリメントなどもこちらに含まれます。表示方法は「一般食」「副食」「栄養補完食」など、さまざまです。

「原材料」や「成分」の表示方法について知ろう!

原材料の表示

猫のフードの原材料は、添加物も含めてすべて表示することが義務づけられています。また、記載順はランダムではなく、使用量が多い順に記載されています。

成分の表示

成分表示では、たんぱく質、脂質、粗繊維(小腸で消化されない炭水化物)、灰分(ミネラル)、水分の重量比が%で表示されています。そのうち、たんぱく質と脂質は「○%以上」と最低値が、繊維質とミネラルは「○%以下」と最大値が記載されています。

「給与方法」は必ずチェック!

フードには、1日に与える量や回数など「給与方法」が記載されています。特に「総合栄養食」には、年齢や月齢、体重に応じた量や回数が記載されているので、愛猫にあった給与方法を確認しましょう。また、フードによって、重量あたりの代謝エネルギーが異なります。フードの種類を変えたときも必ず給与方法を確認してください。

「賞味期限」の読み取り方

未開封の状態で品質が保たれる期限を「賞味期限」として記載してあります。「過ぎたら食べてはいけない」という意味ではありませんが、賞味期限内にはすべて消費するようにしましょう。

表示を正しく読み取り、愛猫に合わせたフード選びを

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ほかにも猫のフードには、正味量が記載された「内容量」や、フードの最終加工国の「原産国名」、製造・輸入・販売のいずれかの業者の名称(氏名)と住所が書かれた「事業者および住所」と、必要な情報がすべて記載されています。「表示」をきちんと読み取って愛猫に合わせたフードを選ぶことで、健康維持に役立ちます。ぜひ、参考にしてくださいね!
参考/「ねこのきもち」『愛猫の栄養学事典』
文/ひらひら
※一部写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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