猫と暮らす
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猫の健康状態のバロメーター!オシッコチェックで猫の不調は見逃さない!
普段のオシッコの様子やトイレに向かう回数を覚えておこう
1日のオシッコの量や回数は?
システムトイレの場合はオシッコを吸収するシートなどを外しておき、トレーにたまったオシッコを軽量カップで計って。固まる砂を使用している場合は、スコップでオシッコがかかっている塊をすくい、大きさがいつも通りかどうかで判断を。
理想のオシッコの色は? ニオイや、排泄の様子も大切。
オシッコの色によっては病気の疑いもあるため、日頃から気をつけておきたいもの。キラキラとした黄色だったり濁っていると結石(結晶)が原因として考えられ、尿石症の疑いが。赤っぽく血が混じったオシッコは膀胱炎や尿石症の可能性があります。また、透明に近い黄色は多飲多尿の糖尿病た慢性腎不全、オレンジ色の場合は肝臓病の恐れも。
それではニオイはどうでしょう? 猫の場合は凝縮されているため、人間よりもかなり強いニオイを発します。普段と違うニオイがする場合は注意が必要です。またトイレの姿勢も気をつけておきたい点。お尻をトイレ砂に近づけて座ってするか、少しお尻を上げてする猫も。落ち着かずに何度もトイレを出入りしたりする場合は、そのあとのおしっこの色はニオイにも気をつけましょう。
オシッコはわかりやすい健康のバロメーター。まずは通常の健康的な状態がどのような色や量、ニオイかなどを観察しておくことが大切です。
ぜひ、無理のないところから取り入れてみてくださいね。
参考/「ねこのきもち」17年5月号『オシッコでわかること~日々の観察で体の状態を知る~』(監修/聖母坂どうぶつ病院獣医師 鵜飼佳実先生)
文/阿部康子
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