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猫の「オシッコ観察」で健康チェック♪オシッコにまつわる問題にチャレンジ

日頃から愛猫のオシッコを観察し、健康チェックをしている飼い主さんは多いでしょう。しかし、たとえ変化があらわれても、良いことなのか悪いことなのかの判断はつきにくいですよね。そこで今回は、健康な猫のオシッコについて、穴埋めドリル方式で解説していきます。

Q1. 一般的な猫の1日のオシッコ量は、体重1kg◯~◯ml程度

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A. 体重1kgあたり「20」~「30」ml程度

1日のオシッコ量は、体重が4kgの成猫だと約100mlとされており、この量を数回に分けて排せつするのが理想的です。しかし個体差があるので、飼い主さんは「毎日同じ量をしているか」という点に着目して観察するといいでしょう。オシッコの量が多くなると腎臓病や糖尿病、ホルモン疾患が疑われ、反対にオシッコの量が少なく元気や食欲がなくなると、急性腎臓病や腸閉塞が疑われます。

Q2. 猫の理想的なオシッコ回数は、毎日◯~◯回

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A. 毎日「3」~「5」回が理想的!

健康な成猫のオシッコ回数は1日1~4回、子猫の場合は1日5~10回以上になることも。病気を抱えているシニア猫は、量や回数が増える傾向にあります。しかし、こちらも体形や活動量などの個体差があるので、毎日のオシッコ回数を観察し、多いか少ないかを判断してください。シニア猫は動くのが面倒で回数が減ることもあるので、オシッコの量や色、ニオイに異変を感じたら獣医師へ相談しましょう。

Q3. 健康的な猫のオシッコは◯◯◯◯◯◯◯◯色?

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A. 猫のオシッコは「ジャスミンティー」色ならばOK!

色の表現方法が少し難しいのですが、健康な猫のオシッコは「澄んだ黄色」、たとえるならジャスミンティーのような色をしています。ただし、水を飲んだ後は色が薄いなど、行動内容によって色が変化することはあります。

Q4. オシッコの色が普段より薄いようなら◯◯◯や◯◯◯◯◯などの病気の疑いが…

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A. 「糖尿病」や「慢性腎臓病」などの病気の心配あり!

血液中のいらなくなったものが、腎臓内でろ過されたものがオシッコです。その排せつされたオシッコから、泌尿器や生殖器の問題がわかる場合があります。

キラキラした黄色をしていたら

尿路結石や細菌感染の疑いがあります。動物病院で尿検査を受けましょう。結石の中にはレントゲン検査で写らないものもあるので、エコー検査をしてもらうと安心です。

透明に近い黄色をしていたら

糖尿病や慢性腎臓病が疑われます。腎機能が低下するとオシッコが凝縮できない状態になり、薄い色のオシッコになることがあります。水を飲んだ後もオシッコの色が薄くなるので、続くようなら獣医師へ相談しましょう。

オレンジ色をしていたら

胆汁がうまく代謝できていないのかもしれません。何らかの原因で胆汁色素がオシッコにでている状態です。その場合、血液や粘膜に黄疸がでている可能性があります。
愛猫の健康を考えるなら、毎日たっぷりの水と清潔なトイレを用意することが大切。猫が「ここでオシッコしたい」と思うような環境を整えてあげましょう。オシッコの量や回数、色などをしっかり観察することが、愛猫の健康管理につながりますよ。
参考/「ねこのきもち」2018年5月号『楽しくお勉強ウンチオシッコドリルやってみよう!』(監修:王子ペットクリニック院長 重本仁先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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