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もしかして遠慮してる?同居猫への「遠慮がち」な行動の真意とは?

愛猫が同居猫に対して、何だか遠慮しているような行動を取ることはありませんか?その遠慮がちに見える行動が「本当に遠慮なのか」、気になっている飼い主さんもいるかと思います。そこで今回は、猫も人と同じように遠慮するのかどうかを解説します!

同居猫にフードやトイレの順番を常に譲っている

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これは遠慮に近い行動です。力の強い猫が何に対しても優先権を持っているため、自分のほうが弱いとわかっている猫はケンカを避けるために譲ることがあるのです。人のように相手の気持ちを考えているわけではありませんが、良い関係を結ぶための行動という意味では、遠慮に近いといえるでしょう。

同居猫が入ってくると飼い主さんと遊ぶのをやめてしまう

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これもケンカを避けようとしているため、遠慮に近い行動です。猫にとって飼い主さんとの遊びは、フードや寝場所と同じく「資源」のひとつとされています。強弱関係がある、もしくは遊びへの執着が強い同居猫がいる場合には、ケンカを避けるために飼い主さんとの遊びを譲ることがあるようです。

食事中にほかの猫が来ると譲ってしまう

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食への執着が強いほかの猫がフードを奪いに来たときに、「まあいいや」と譲ってしまうというケース。こちらも遠慮に近いものだと考えられます。飼い猫の場合には、フードが十分にもらえる環境であれば、強弱関係がなくてもこのような行動が見られるようです。

遠慮する猫がいたら気をつけたいこと

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猫と遊ぶときには、強い猫を先に思いっきり遊ばせてから、ドアを閉めた別の部屋で弱い猫を遊ばせましょう。なるべく他の猫に邪魔されないよう、場所を分けてあげるのが理想です。また、猫のトイレの数は「匹数+1個」が理想的。強い猫から離れた場所でも排泄ができるように、家のあちこちにトイレを置いておきましょう。

さらにベッドも数を増やして家のあちこちに置き、トイレ同様に強い猫から離れた場所でも休息ができるようにしてあげてください。フードは別々の部屋で同時に与えると良いでしょう。その際はドアを閉めておくことで強い猫が入ってくるのを防げるため、弱い猫も安心してフードを食べることができます。
猫同士の不要なケンカを避けるために「強い猫が優先」というルールは成り立っていますが、飼い猫の場合には少し注意が必要です。強い猫と弱い猫が頻繁に顔を合わせる環境にあると、弱い猫が我慢しすぎてしまい、ストレスを溜めたり体調を崩したりする原因にもなります。

だからといって、強い猫を叱るのはNG。強い猫が優先権を持つことは、猫にとっては当たり前のルールなので、叱られても何を叱られているのか理解できず、効果はありません。これらのことに十分配慮したうえで、対策をしていきたいですね。
参考/「ねこのきもち」2016年5月号『猫も遠慮、するのかな?』(監修:帝京科学大学助教 動物看護師 小野寺温先生)
文/佐藤
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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