猫と暮らす
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200名を超える有志による殺処分ゼロへの取り組み(保護団体ちばわん)
その想いで集まったたくさんのボランティアによる活動をご紹介します。
※記事内容はすべて、2017年8月10日現在のものです。
200名を超える有志による殺処分ゼロへの取り組み
参加人数の多さについて、「発足当時は、まさかこんなに賛同者が増えるとは思っていなかったので、とても驚いています。ちばわんは、皆仕事や家庭と両立させながら活動に参加している、ボランティアの集まり。ですから活動は仕事や家事の合間に行うことになりますが、これだけの人数が参加してくれているおかげで、円滑に運営することができています」と、ちばわんの代表である扇田さんは言います。
ちばわんの活動は大きく分けて2つ。行き場のない犬猫に新しい飼い主さんを探すことと、去勢・避妊手術の推進です。「どちらも、ちばわんが掲げる最大の目標・殺処分ゼロ達成のためには不可欠なことです。」(扇田さん)
譲渡会とノラ猫対策を続け殺処分ゼロを目指す
「ちばわんは、保護施設を所有していません。センターから引き出した猫たちは、飼い主が見つかるまで『預かりボランティア』が自宅でケアしています。というのも、保護猫の中には体調が万全でない猫や子猫など、細かいお世話が必要な猫が多いのです。また、保護猫たちはさまざまな背景を抱えていますから、人なれしていない猫も。ですから、猫それぞれの状態や性格を考慮しながらお世話をしたほうがより譲渡に繋がりやすいという考えで、ボランティアが自宅で一時預かるという形をとっています」と扇田さん。
さらに、「預かりボランティアの方たちは、引き取りを希望される方に、猫の健康状態や性格を細かく説明することができます。こうしたことが、譲渡をスムーズにしているのだと思います」と話します。
こうした地道な活動が猫たちの命を救っています。
今一度私たちにできることは何か、考えてみたいですね。
問い合わせ先
文/「ねこのきもち」編集室
カメラマン/尾﨑たまき、泉山美代子
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