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200名を超える有志による殺処分ゼロへの取り組み(保護団体ちばわん)

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猫の幸せを想う多くの人たちが目指す目標のひとつに「殺処分ゼロ」があります。
その想いで集まったたくさんのボランティアによる活動をご紹介します。

※記事内容はすべて、2017年8月10日現在のものです。

撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき

200名を超える有志による殺処分ゼロへの取り組み

2002年に発足した「ちばわん」は、千葉県の多頭飼育崩壊の現場から犬猫を保護したことがきっかけでできた、ボランティア団体です。立ち上げてから16年経ち、今では200名以上ものボランティアが属する大きな組織に成長しました。
参加人数の多さについて、「発足当時は、まさかこんなに賛同者が増えるとは思っていなかったので、とても驚いています。ちばわんは、皆仕事や家庭と両立させながら活動に参加している、ボランティアの集まり。ですから活動は仕事や家事の合間に行うことになりますが、これだけの人数が参加してくれているおかげで、円滑に運営することができています」と、ちばわんの代表である扇田さんは言います。
ちばわんの活動は大きく分けて2つ。行き場のない犬猫に新しい飼い主さんを探すことと、去勢・避妊手術の推進です。「どちらも、ちばわんが掲げる最大の目標・殺処分ゼロ達成のためには不可欠なことです。」(扇田さん)

撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき

譲渡会会場の中央に置かれたテントの中では、気になる猫と触れ合うことができます。テント内で行うのは、脱走防止のためだそう

撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき

猫たちのそばには、自宅でお世話している預かりボランティアが付き、その猫の性格や健康状態を説明していました

譲渡会とノラ猫対策を続け殺処分ゼロを目指す

新しい飼い主さんを探すための活動として、猫の譲渡会が始まったのは2009年から。以降、ほぼ毎月開催し、1500匹以上もの猫が譲渡されています。多くの猫は、千葉県と神奈川県にある、2カ所の動物愛護センター(以下、センター)に保護された猫たち。ボランティアが定期的にセンターを訪問し、猫を引き出しています。
「ちばわんは、保護施設を所有していません。センターから引き出した猫たちは、飼い主が見つかるまで『預かりボランティア』が自宅でケアしています。というのも、保護猫の中には体調が万全でない猫や子猫など、細かいお世話が必要な猫が多いのです。また、保護猫たちはさまざまな背景を抱えていますから、人なれしていない猫も。ですから、猫それぞれの状態や性格を考慮しながらお世話をしたほうがより譲渡に繋がりやすいという考えで、ボランティアが自宅で一時預かるという形をとっています」と扇田さん。
さらに、「預かりボランティアの方たちは、引き取りを希望される方に、猫の健康状態や性格を細かく説明することができます。こうしたことが、譲渡をスムーズにしているのだと思います」と話します。

撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき

ちばわんの助言により、譲渡会会場の書店周辺で行われたTNRの様子

撮影/尾﨑たまき
撮影/尾﨑たまき

そのTNRで耳カットをされ、地域猫として暮らす猫

ノラ猫を捕獲して去勢・避妊手術を施し、元いた場所に戻すというTNRも、ちばわんが力を入れている活動です。東日本大震災を機に本格的に活動を開始し、現在は東京、神奈川、千葉を中心に、月に20匹程度のノラ猫に手術をしています。「TNRこそが、不幸な猫を減らす一番の近道だと思っているので、この活動をさらに浸透させるためにも、2014年に『全国野良猫対策連合会』を設立しました」(扇田さん)。

こうした地道な活動が猫たちの命を救っています。
今一度私たちにできることは何か、考えてみたいですね。

問い合わせ先

URL http://chibawan.net/

出典/「ねこのきもち」17年10月号「猫のために何ができるのだろうか」
文/「ねこのきもち」編集室
カメラマン/尾﨑たまき、泉山美代子

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