人の食べ物の中には、猫に悪影響を及ぼすものも数多くあります。今回は猫に与えていい・よくない食材についてクイズ形式でご紹介します。愛猫の健康のためにも、与えていいものとそうでないものを知っておくことは大切です。ぜひ挑戦してみてください!
猫の食べ物クイズ【肉・豆類・乳製品編】
さっそくクイズです!
以下の食材のうち、猫に与えていいものは「〇」、与えてはいけないものは「×」、条件付きで与えていいものは「△」でお答えてください。
Q1.鶏のささみ
Q2.豚肉
Q3.豆腐
Q4.そら豆
Q5.牛乳
Q6.ヨーグルト
クイズの答え
A1.鶏のささみ→ 「〇」
高たんぱくで低脂肪な鶏のささみは、猫に適した食材です。ただし、雑菌が繁殖しやすい生のささみは、下痢を引き起こすケースがあるので与えないようにしましょう。与える際は、3cm程度を目安にし、よく火を通したものをほぐしてあげると猫が食べやすくなります。
A2.豚肉→ 「〇」
豚肉には「トキソプラズマ」という寄生虫が潜んでいる可能性があるので、茹でるなど、必ず火を通してから与えましょう。また、牛肉も加熱すれば与えてOKな食材です。与えるときは、豚肉・牛肉ともに脂肪分の少ない部位を選ぶのがポイントです。茹でたものを2~3cm程度与えるようにしましょう。
A3.豆腐→ 「△」
豆腐の材料である「にがり」には、マグネシウムが含まれているため尿石症の原因になる恐れがあります。健康な猫の場合は、小さじ1程度をたまに与えるくらいならOKですが、過去に尿石症にかかったことがある猫や大豆アレルギーの猫には与えてはいけません。
A4.そら豆→ 「△」
そら豆には、ミネラルが多く含まれています。ミネラルは人にとって健康促進効果が期待できる成分ですが、猫には腎臓に負担をかける成分とされています。そのため、猫が欲しがらなければ、与えないのがベストでしょう。もしも猫が欲しがる場合は、茹でたものをさやから取り出し、水洗いしたものを1粒程度与え、それ以上は与えないようにしましょう。
A5.牛乳→ 「△」
乳糖を分解する酵素が少ない猫とって、牛乳は下痢をするおそれがある食材です。また、尿石症を引き起こす原因となるカルシウムも豊富なので、できれば与えない方がよいでしょう。もしも与えるなら1日50ml程度を目安にし、フードの量を減らすようにしてください。
A6.ヨーグルト→ 「〇」
腸内環境を整えてくれる乳酸菌が豊富なヨーグルトは、猫の体にもいい影響を与える食材です。しかし、与え過ぎると下痢を引き起こす恐れがあるので、小さじ2杯くらいを目安に与えるようにしましょう。また、脂肪分が比較的多いので、ぽっちゃり気味の猫は控えたほうがいいかもしれません。
人にとって、肉類や大豆、乳製品などは日常的な食材ですが、猫にとってはキケンな食材もあることがわかりました。人が食べていると欲しがるケースもあると思いますが、与えていい食材でも少量に留めて、体調に異変があった場合は獣医師へ相談することが大切です。
※与えていい食材の適量は、体重4㎏前後の成猫を想定した目安です。
参考/「ねこのきもち」特別編集『まんぞくさんも大満足♡猫に与えてOK?NG?食べ物図鑑』(監修:高円寺アニマルクリニック院長 高崎一哉先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。