猫の寿命が延び、"猫生"の半分は「シニア期」といわれる時代。まったりほっこりなシニア猫さんとの暮らしをレポートします。
今回の飼い主さん&シニア猫は、千葉県のFさんとココちゃん(オス・18才)。
お母様と一緒に、ココちゃんとの時間を楽しんでいます。
母の友人宅で保護され、迎えた愛猫
初めてお正月を迎える生後4カ月のココちゃん。おばあ様の手作りのあみぐるみと一緒にゴロリン
私が小学校3年生のとき、「猫を飼いたい」アピールをしていた絶妙なタイミングで、母の友人から子猫保護の連絡が。母と一緒に会いに行き、2人とも一目惚れ。わが家に迎えたのが愛猫ココです。
保護後すぐに海外への引っ越し!
ミニテーブルの上に毛布をかけて簡易的なコタツを作ってあげているそう
保護されてすぐわが家に来たココ。当初は警戒心がとても強かったです。ようやくなつき始めた矢先に、海外への引っ越しと動物検疫所での30日間の係留。私たちは心配で毎日そこに通いましたが、ココはこの期間に、より警戒心が強まってしまい、新しい家でもう一度、少しずつ距離を縮めていったことが思い出されます。あんなに人嫌いの時期があったのに、年を重ねるにつれ、甘えん坊に変わったココ。最近は、こちらの話が”理解”できるようで、母が「お客さんが来ますよ」と伝えておくと、ちゃんとお出迎えをしてくれるし、「かわいい」「大好き」の言葉には嬉しそうな表情を見せてくれます。
私と愛猫はお互いにとって人生のパートナー
18才現在も朝6時に私のベッドにダイブし、お腹空いたをアピール!
ココがわが家に来てから4年ほどは、私が子どもだったこともあり、まったくなついてもらえませんでした。でも、仲よくなろうと努めるうちに、心を開いてくれて、べったりに。学生時代には個人的につらい時期もありましたが、ココがいつもそばにいてくれたことで心が癒され、難局を乗り越えることができました。私とココはお互い”人生のパートナー”なんだと感じています。ココもシニア期に入り、私よりも先に年老いていく姿を見て、切ない気持ちになることも。だからこそ一瞬一瞬がかけがえのない”とき”と感じるようになりました。そして、今は母と私、2人でココを囲んでまったりする時間が、尊いと感じています。
出典/「ねこのきもち」2025年1月号『シニア猫と暮らして』
構成/carrythecat
※この記事は2024年11月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
※この記事で使用している画像は2025年1月号『シニア猫と暮らして』に掲載しているものです。