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“いつもと違う”がヒントになる 猫の行動の変化からわかる痛みサイン

猫は痛みを感じても、鳴いたり暴れたりはしない動物。痛みのサインがわかりにくいからこそ、日々の行動をよく観察して、早めに異変に気付いてあげなければなりません。今回は獣医師の藤井仁美先生に、「いつもと違う」「何か変だ」から痛みを見つけるヒントを教えていただきました。

「いつもと様子が違う」から見つけるサイン

舌なめずりをするラグドール
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
長期間、丸まっていたり隠れたりしているのは、痛みに耐えている可能性も。また、気性が荒くなった(性格が変わった)ように見えるのは、痛みで神経が過敏になっているのかもしれません。人に触られて唸る・怒る、特定の部位をなめ続ける・噛むなどは、その部位に痛みを感じている可能性があります。

「いつもすることをしない」で見つけるサイン

宇宙ボールに収まるアメリカンショートヘア
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
痛みを抱えていると、遊ばない、高いところに上らないなど「いつもならするはずのことをしない」という変化が見られることも。いつも食後にグルーミング(毛づくろい)をする、起床時に爪とぎをするなど、愛猫の行動パターンを把握しておくことで、それらをしない場合は「痛みがあるのかも」と気付くきっかけになります。

「特定の生活シーン」で見つけるサイン

ごはんを待つ2匹の猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
続いては、排泄や食事など特定のシーンで見つけられるサインについて解説します。

排泄するとき

トイレの外で排泄をするのは、泌尿器の病気による痛みのほか、足・腰などの痛みでトイレ容器をまたげない可能性も。トイレ周りをウロウロする、何度も出入りする、排泄の姿勢をしているのに出ないといった行動は、下痢・便秘、泌尿器の病気かもしれません。痛みのほか、残尿感や不快感の可能性もあります。

食べるとき

食べる量が大幅に減るのは、体のどこかに痛みがあるか、何かしら不調を抱えているサイン。フードをこぼす、顔を傾けながら食べるなど、以前と違う食べ方をしている場合は、歯周病や口内炎などにより、歯茎や口内の粘膜に痛みがある可能性もあります。早めに受診をしましょう。

歩くとき

特定の足を浮かせてかばう様子は、骨・関節・筋肉・肉球・爪など足のトラブルによる痛みの可能性が。落下などによる骨折や脱臼のほか、高齢の猫では関節炎のおそれも。一方で、引きずる、ふらつく、よろけるなどは、麻痺を起こしているおそれもあります。いずれにしても、早急に動物病院へ。

遊ぶとき

ジャンプをしようとしないのは、骨・関節など足のトラブルによる痛みを抱えているのかも。お気に入りのおもちゃに興味を示さない、おもちゃに飛びかからないなども、体のどこかに痛みを感じている可能性があります。痛みではなく目や耳のトラブルも考えられるので、早めにかかりつけ医に相談を。
「何かおかしい」「いつもと違う」と感じたら、すぐにかかりつけ医に相談しましょう。同時に、どんなに観察していても見つけられない痛みや不調もあります。定期的な健康診断も忘れずに。
お話を伺った先生/藤井仁美先生(獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー)
参考/「ねこのきもち」2026年3月号『隠しがちだからこそ小さなサインを見逃したくない 猫の痛みの見つけ方』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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