災害発生時、自宅で安全に過ごすことが難しくなったら、愛猫を連れて避難する「同行避難」が原則です。とはいえ、瞬時に適切な避難行動をとるのは難しく、環境の変化が大きい他所への避難は猫にとっても負担に。人と猫が少しでも安心して避難できるよう、さまざまなケースを想定して必要な備えをしておきましょう。
今回は、猫との同行避難に備えて今からできる3つのことを、専門家の香取章子さんに教えていただきます。
(1)ワクチン接種や不妊手術を済ませておく
避難先の状況によっては、ほかの猫と一緒に過ごすことになる可能性も。ワクチン接種は事前に済ませておきましょう。また、万が一はぐれてしまったときのためにも、不妊手術とマイクロチップの装着は必須。猫のプロフィールや健康情報をまとめた手帳も用意しておいて。
(2)避難先やルートを確かめておく
自分の住んでいる地域ではどのような災害が発生しやすいか、ハザードマップで確認しておきましょう。また、最寄りの避難所の場所とペットの受け入れ状況(猫と一緒に過ごす部屋があるかどうかなど)の確認や、家族の誰がどのように猫と防災グッズを持ち出すか、なども事前に話し合いを。
(3)キャリーケースに慣れさせておく
緊急時に素早く愛猫をキャリケースに入れられるよう、日頃から猫の居場所のひとつとしてキャリケースを部屋に置いておきましょう。中で好きなおやつを与えるなどしてキャリーにいい印象を与えておき、避難時の不安を少しでも減らせるといいですね。
いつ・どんな災害が起こるかわからないからこそ、あらゆるリスクを考えて、入念な備えをしておくことが大切です。いざというとき愛猫の身を守れるよう、日頃からしっかりとシミュレーションしておきましょう。
お話を伺った先生/香取章子さん(特定非営利活動法人ちよだニャンとなる会業務執行理事 一般社団法人東京都人と動物のきずな福祉協会代表理事 フリーランス・ライター)
参考/「ねこのきもち」2026年3月号『まさか愛猫が 対策していたのに「想定外」なことは、いくらだって起こり得ます。実体験から考える 災害時の備え』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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