猫は病気やケガなどで痛みを感じても、それをあまり表には出さないといわれています。だからこそ、飼い主さんが日々の様子をよく観察し、異変を察知してあげることが大切です。今回は獣医師の藤井仁美先生に、痛みがあるとき・ないときの猫の表情について教えていただきました。
猫は痛みを隠しがち
猫は痛みを感じても、鳴く・暴れるなど目立つような表現はしません。
理由は諸説ありますが、ひとつには単独で生きてきた歴史が関係しているとも。弱っていることを周囲に悟られるのは不利なため、隠そうとする本能が働くからといわれています。
痛みがある可能性が高い表情
痛みがあるときの猫は、つらさに耐えようと我慢し、体全体が緊張した印象に。各部位ごとの様子を見てみましょう。
頭の位置
目
耳
鼻先(ヒゲの付け根の部分)
ヒゲ
痛みがないと考えられる表情
痛みを感じていない平常時の猫は、落ち着いてリラックスした表情をしています。各部位ごとに、痛みがあるときの様子と比較してみましょう。
頭の位置
目
耳
鼻先(ヒゲの付け根の部分)
ヒゲ
猫は痛みをあまり表現しないからこそ、どんな小さなサインも見逃さないで。猫の写真からAIが痛みレベルを判定してくれるスマホアプリなどもあります。迷ったときは、活用してみてはいかがでしょうか。
お話を伺った先生/藤井仁美先生(獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー)
参考/「ねこのきもち」2026年3月号『隠しがちだからこそ小さなサインを見逃したくない 猫の痛みの見つけ方』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。