猫の生活面における困りごとは、食事の与え方を工夫したり、おやつやフードを活用したりすることで解決することも。そこで今回は、猫の「生活の困りごとを解決した食事の工夫」について、獣医師の小林清佳先生の解説とともにご紹介します。
大勢の来客に逃げたり、吐いたりする猫には「おやつを活用したら」よかった!
「わが家での法事で何度も親戚が集まったとき、最初は怯えて逃げたり、吐いたりしていた愛猫。そこで、来客には知らんぷりをしてもらい、愛猫が出てきたタイミングでおやつを与えるようにしたら、しだいに慣れて来客があっても逃げなくなりました」(青森県 K.Sさん)
小林先生から「よい印象づけに成功し恐怖を克服」
最初は「来客=怖い・嫌だ」だったのが、怖いことは起こらない、おやつをもらえるという経験を繰り返すうちに、「来客=怖くない・おやつ」とよい印象に変わったのですね。恐怖を克服できていて素晴らしいと思います。キャリーケースや歯みがきなど、猫の苦手なものにおやつを活用する方法は効果的です。
愛猫にケージに戻ってほしいときは「おやつなどをケージ内で与えたら」よかった!
「わが家では、おやつやゴハンを常にケージ内で食べさせています。外出前や就寝前など、ケージに戻ってほしいときにはおやつが入ったケースの音を鳴らすだけで、走ってケージに入ってくれるのでとても助かります」(大阪府 M.Kさん)
小林先生から「お互いにストレスがなく理想的」
よい条件づけができていますね。ケージに戻すたびに飼い主さんも猫もストレスを感じなくてすむ、理想的な方法だと思います。この方法を使うときは、期待をさせたら少量でいいので、必ずおやつやフードを与えることを忘れないようにしてください。
朝方起こしにくる猫には「寝る前にフードを与えたら」よかった!
「以前は、朝方におなかを空かせた猫たちが寝ている私のそばに来て鳴いたり、走り回ったりして、起こされて睡眠不足に。そこで、夜寝る前にドライフードを用意するようにしたところ、起こしにこなくなり、安眠できるようになりました」(千葉県 M.Kさん)
小林先生から「猫にも人にもストレスがなくてGOOD」
寝る前にフードを用意するのは、飼い主さんも猫も落ち着いて朝を迎えられるようになるよい方法ですね。適正量を超えないよう、あらかじめ1日分を量って与えるようにしましょう。
少量のおやつをうまく活用すると、猫の困りごとの解決に役立つことがあります。恐怖や苦手を克服するためにごほうびとしておやつを使ったり、乳酸菌や必須脂肪酸など健康面でよい効果が期待できる機能つきのおやつを使ったりと、愛猫に合わせて上手に取り入れてみてくださいね。
お話を伺った先生/小林清佳先生(モノカどうぶつ病院院長)
参考/「ねこのきもち」2026年4月号『こうして愛猫の困りごとが解決しました。やったらよかった!食事の工夫』
文/宮下早希
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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