1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 飼い方
  4. 居場所
  5. 愛猫といい関係を築くために高さや数も重要だった!心身の健康を保つ高所のつくりかた

猫と暮らす

UP DATE

愛猫といい関係を築くために高さや数も重要だった!心身の健康を保つ高所のつくりかた

猫のストレス軽減や健康増進の観点から考えると、家の中に自由に行き来できる高所があることは重要です。外猫にとって木がどのような場所か知ったうえで、猫の欲求を満たす環境を整えてあげましょう。
一級建築士で愛玩動物看護師のいしまるあきこ先生と、哺乳動物学者の今泉忠明先生の監修のもと、家の中の高所のつくりかたを解説します。

外猫にとって「木」の役割とは

スコティッシュフォールド・ロングヘアのルナちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の祖先は木の上でも頻繁に活動をしていました。その目的は捕食活動のため。木の上は敵から身を守れる安全な隠れ家であり、周囲を見渡せる場所でもあるので、危険を察知するだけではなく獲物を見つけるのにも役立ちます。

猫は小さい鎖骨により前脚が左右に広げやすく、鋭いかぎ爪をもっているため、体重を支えながら木をつかみ登るのに優れています。また、本来備わっている身体能力が木登りに適していることも、幸いしたのでしょう。
また、木の幹はちょうどいい爪とぎ場にもなっていたようです。

家の中では「木」に変わる高所づくりを

サイベリアンのアルくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
こうした猫の欲求や行動をかなえるため、家の中ではキャットタワーやステップなどを配置して高い場所をつくります。ここで気をつけたいのは、同居する飼い主さんや猫は敵ではないこと。いい関係をつくることを前提に配置しましょう。

高所は約2mまでの高さに!

猫が高い場所を好むからといって、高すぎる場所をつくるのは検討の余地があります。万が一、猫が落下した場合にケガを負うリスクがでてきます。また、飼い主さんとの距離ができるため、一種の「家庭内別居」にもなりかねません。一番高い場所は2mまでに留めましょう。
そうすれば、猫が高所で不調になっても、イスなどをつかって飼い主さんが抱き下ろすことができます。

壁1~2辺を目安にする

キャットステップやキャットウォークを家中に張り巡らせたいと考える人もいるかもしれませんが、やり過ぎは避けたいです。高すぎる場所と同様で、猫の気持ちが飼い主さんから離れがちになるからです。
これらを設けるなら、まずひとつの部屋に決め、壁1~2辺を目安に設置しましょう。

人が長時間過ごす場所がベスト

猫のための高い場所をつくるなら、リビングや書斎などの飼い主さんが長時間過ごす部屋がおすすめです。飼い主さんの目線と同じ高さに猫の居場所をつくると、猫は落ち着くことも多いようです。
また、猫がうまく着地できるように、着地面の床は平らに保ちたいです。階段付近などの段差がある場所に設置するのは避けましょう。

猫用のベッドなどを置いて魅力度をあげる

家の中では狩りをする必要がない分、木の代わりに設置した高い場所には魅力を高める工夫も凝らしたいです。キャットウォークの隅に猫ベッドや水飲み場を設けたり、猫じゃらしやおもちゃで遊ぶときにおびきよせて高い場所でおやつを与えたりして、より魅力的な場所になるように誘導していきましょう。

家具などを利用してもGOOD!

アメリカンショートヘアのトムくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
高い場所をつくる際に、キャットタワーやキャットステップなどの猫用グッズだけではなく、部屋にある棚やチェストなどの家具を利用するのもひとつの手段です。
猫用グッズと家具、家具と家具をつなげてキャットステップのようにするなら、段差は猫が上り下りしやすいように35~40cm以下を目安にするといいでしょう。子猫や足が短い猫の場合は、15~20cm以下を目安にしてください。
猫の欲求を満たす環境が整っていれば、自然と動きたくなるはず。家の中に理想的な高所を設置して、愛猫の心身の健康を保ってあげましょう。
お話を伺った先生/いしまるあきこ先生(一級建築士 愛玩動物看護師)、今泉忠明先生(哺乳動物学者 日本動物科学研究所所長)
参考/「ねこのきもち」2026年4月号『うまく取り入れれば猫の“本能”がよろこぶ環境に!「外」を感じさせる住まいのつくり方』
文/小崎華
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る