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猫の「ニャア」にはいろいろな意味があるって本当? 猫が鳴く3つの意味をご紹介

猫は成猫同士ではそれほど鳴きませんが、人に対してはよく鳴きます。つまり、猫の「ニャア」という鳴き声は、人との関わりの中で強化されてきたと捉えることができるでしょう。今回は猫の鳴き声の意味について、日本女子大学理学部化学生命科学科助教の、子安ひかり先生に教えていただきました。

「ニャア」にはいろいろな意味がある

大あくびをするだいずくん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の鳴き声はさまざまで、その意味は状況によって変わります。猫は「鳴く→人が反応する→要求が叶う」という経験を通して学習します。たとえば、鳴いたあとに声をかけてもらえる、といった期待に叶った経験が返されると、「猫が鳴くと、人も声で応える」というコミュニケーションが、猫と人との間で成立するようになります。

それでは、猫の「ニャア」の代表的な意味を探っていきましょう。

(1) 要求のニャア

おねだりをするスコティッシュフォールド
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫の鳴き声の多くは、「かまって」「起きて」「ゴハンちょうだい」「トイレをきれいにして」など、飼い主さんに対する何らかの要求です。猫は、自分が鳴いたあとに人が反応するのを見て、たとえば「鳴けばゴハンが出てくる」と学習し、鳴いて要求することを覚えます。

基本的に猫が人に向かって鳴くときは、何を期待しているかを考えて反応を返したほうが、人と猫の関係を築きやすくなります。猫は人に対して何かを期待して鳴いていて、人が「働きかけに応じる」ことで人と猫の関係づくりになるからです。

(2)「NO」のニャア

大きく口をあける旭くん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
「嫌いなものは、嫌いだ」という、猫的な情動が鳴き声にもあらわれることも。猫は嫌なことや不快な状況から逃れたいとき、鳴くことで拒否・回避を意思表示することがあります。要求のときと同様、鳴くことで状況が変わることを経験的に学習しています。

また、環境変化や人の不在に対して鳴くこともあり、留守番前後はその典型的な場面です。「行かないで」と明確に考えているというより、「不安」「接触要求」「状況への抗議」といった情動の表出に近いと考えられています。

(3)返事のニャア

鳴くラグドール
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は人の声かけや視線、接近に反応して鳴くことがあります。これは単なる「独り言」というより、相互作用の中で生じるコミュニケーションの一種で、人に対する応答です。人同士で行われる「返事」に近い機能をもつ発声と考えられます。

ある研究では、猫は人から自分に向けられた話し方と人に向けられた話し方を聞いたとき、自分に向けられた話し方のときに、より話者のほうに耳を向けたり、部屋の中を動き回ったりと反応が強いことが報告されています。人が猫に話しかけるときは、少し高い声になるため、猫は「人が自分に話しかけている」とわかるようです。そうした理解の上で“返事”をすることがあるのです。
猫の鳴き声の意味を知ることで、猫とちょっとした“会話”ができるかもしれませんよ。
お話を伺った先生/子安ひかり先生(日本女子大学理学部化学生命科学科助教)
参考/「ねこのきもち」2026年9月号『聞き分けのポイントを知ってわずかな違いも気付けるように!? 猫の鳴き声ニャア こんなにわかっていいのかしら?』
文/柏田ゆき
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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