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猫同士のコミュニケーションはどうしているの? 猫のあいさつ5選

猫と猫が出会ったとき、相手と「仲よくしたい」という気持ちがあれば、アプローチしてあいさつを交わします。そこで今回は、猫同士ではどのようなあいさつを交わすのか、どんなルールがあるのかについて、哺乳動物学者の今泉忠明先生にお話を伺いました。

お尻をクンクン

MIXサビのサクラちゃんと同居猫ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
顔を合わせた猫同士がお互いに「あいさつをしてもいいな」と思った場合は、お尻のニオイを嗅ぎ合います。しっぽを上げて相手にお尻を向けるのが、「あいさつをしよう」の合図。猫のお尻には臭腺があり、ここのニオイから相手の性別、年齢、発情の有無などさまざまな情報を得ることができます。そのため、お尻のニオイを嗅がせることは、猫にとっての自己紹介といえるでしょう。

鼻をタッチ

日本ネコの夏鈴ちゃんと同居猫ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
お尻のニオイで自己紹介が終わると、向かい合って鼻と鼻を触れさせます。このしぐさは、お互いに顔を近付けることを許し、顔まわりのニオイを嗅ぎ合って相性を確かめる行為です。また、知り合いの猫同士が相手を確認するときに鼻タッチをすることもあり、友達に「やぁ」と軽いあいさつをするようなイメージといえるでしょう。

スリスリ&頭ゴッチン

エキゾチックショートヘアのゆずちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
仲がよい猫同士では、鼻タッチをしたあと、さらに体をこすりつけ合って、仲よしであることを確認し合います。その意味で、スリスリはあいさつの延長線上の行動といえるでしょう。また、頭をゴッチンとぶつけるのも同じで、額、後頭部、頬、あごなど、臭腺が分布している部位をこすりつけ合い、お互いのニオイを混ぜ合わせることで安心感を得ています。

目を細める

ブリティッシュショートヘアの銀杏ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫は、敵意のある相手や警戒している相手が近くにいる場合、つねに相手のほうに顔を向け、しっかり目を見開いて隙を見せないようにするものです。反対に、興味のある相手や気を許している相手の近くでは、目を細めたり閉じたりすることで、友好的な気持ちを示します。あいさつをするためにほかの猫に近付く際も、目を細めることで「敵意はないよ」と相手に伝えています。

しっぽを立てて近付く

MIXミケの扇ちゃん
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
出会った猫に興味をもってあいさつをしたいと思ったとき、猫はしっぽを真上にまっすぐ立てて相手に近付きます。これは「仲よくしたい」という友好的な気持ちを示すサインです。一説には、お尻の臭腺をしっぽで塞ぐことなく開放し、自分のニオイを拡散させて相手に嗅がせる(=先に自己紹介をする)という意味もあるといわれています。
飼い主さんに対してもあいさつに似た行動をすることがありますが、この場合は甘えやアピールの意味が強い場合が多いのだそう。猫同士のあいさつ行動を、人へのアピールにも利用しているのですね。
お話を伺った先生/今泉忠明先生(哺乳動物学者 日本動物科学研究所所長)
参考/「ねこのきもち」2024年9月号『猫へ人へ「仲よくしたい」のアプローチ かわいいね ねこのあいさつ』
文/寺井さとこ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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