猫が飼い主さんに見せる、さまざまなしぐさや行動には、かわいいものがたくさんあります。しかし中には、かわいいけど、ちょっと“猫らしくない”といったしぐさや行動を見せる猫も。今回は、野生時代では考えられない、イマドキ猫のかわいいしぐさや行動の理由について解説します!
仰向けで寝る
お腹は猫の急所なので、本来なら猫は体を丸めてお腹を隠しながら眠ります。しかし、飼い主さんのもとで油断しきっているイマドキ猫は、仰向けでゴローンとくつろぐことも少なくありません。
とくに、人の出入りが激しいところで、お腹を見せている場合は、警戒心ゼロで飼い主さんを信頼し、安心している証拠でしょう。
飼い主さんに乗る
野生時代の猫たちは、単独で行動していたので、子猫のときに母猫や兄弟猫たちとくっつことはあっても、ほかの猫と触れ合うことはしません。しかし、イマドキ猫なら、飼い主さんの体に乗って自分の存在をアピールしようすることがあります。
イマドキ猫にとって飼い主さんは母猫も同然。成猫になっても、お世話をしてくれる飼い主さんに甘えたいのでしょう。
呼ぶとお返事
自分の気配を消すことに、神経を使っていた野生時代。しかし、子猫は母猫に捜されていると「ここにいるよ!」というように「ニャー」と鳴いてお返事していました。その名残で、イマドキ猫は飼い主さんに名前を呼ばれると「ニャー」と鳴くことがあります。
イマドキ猫は、やはり飼い主さんのことを母猫のように思っているのでしょう。
かまってアピール
野生の猫は、成猫になると単独で狩りに出かけるようになり、刺激的な日々を送るため、「かまってほしい」という欲求を感じることは、なかったといわれています。しかし、1匹でいる時間を持て余してしまいがちなイマドキ猫は、成猫になっても飼い主さんにかまって欲しがることが多くあります。
愛猫が「かまってアピール」をはじめたら、さみしいと感じている可能性があるので、スキンシップをとるようにしてくださいね。
ここでは、イマドキ猫が見せる“猫らしくない”かわいいしぐさや行動の理由についてご紹介してきました。理由を知ると、母猫のように慕ってくれる愛猫が、ますます愛おしくなったのではないでしょうか。愛猫が甘えてきたら、たっぷりとスキンシップを取り、さらに関係を深めていきましょう!
参考/「ねこのきもち」2018年5月号『「本来の猫」とのギャップがすごい!イマドキ飼い猫の真実』(監修:日本動物科学研究所所長 哺乳動物学者 今泉忠明先生)
文/HONTAKA
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。