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愛猫の体調が急変。病院に連れて行くための有給休暇は取れるの?

猫を飼っていると、病気や怪我など、思いもよらないトラブルが起こることも。今回は「猫の体調が急変したので、病院に連れて行こうと会社に有給休暇を申請したら、許可が下りなかった。ペットでは難しいの?」という人の問題について解説します。

本来は理由にかかわらず有給休暇は取れます

イラスト/イデシタタケシ、小泉さよ、ナカオテッペイ、二階堂ひとみ
万が一、愛猫が亡くなってしまうことがあれば、飼い主さんは大きなショックを受けるでしょう。火葬業者の手配などを行う必要があり、仕事を休みたいときもありますよね。質問者さんは、ペットが理由で有給を取ることに許可が下りなかったそうですが、有給休暇は労働基準法によって明確に定められています。

有給休暇は6ヶ月以上勤務し、かつ、8割以上出勤した労働者に平等に与えられる権利です。雇用側は、基本的にはその権利を奪うことはできません。そのため、ペットが理由で休むことは、本来ならOKなのです。

会社を休む上でのマナーも大切

獣医師と猫
しかし、ペットを理由に会社を休むことを、よく思わない人も少なくありません。そのため飼い主さんは、仕事を休む上でのマナーを通常以上に求められます。愛猫の体調が悪いときや通院の予定があるときは、休む可能性があることを会社に伝えておいたり、急に休んでも仕事に支障が出ないようにしておいたりと、ほかの人に迷惑をかけないように、あらかじめ準備しておきたいものですね。

知っておきたい法律!

本と猫
<労働基準法 第39条>
使用者は、その雇入れの日から起算して6箇月間継続勤務し全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した10労働日の有給休暇を与えなければならない。
理由にかかわらず有給は取れるものですが、一緒に働く人たちに迷惑をかけないように、引き継ぎの準備をしておくなど、飼い主さんができることはしっかり行っておいてくださいね。そういった一人ひとりの行動が、社会の「ペット有給」への理解につながっていくでしょう。
参考/「ねこのきもち」2018年7月号別冊『まさかのトラブルに備える!愛猫のための法律事典 保存版』(監修:渋谷総合法律事務所 弁護士 ペット法学会事務局長 渋谷寛先生)
イラスト/イデシタタケシ、小泉さよ、ナカオテッペイ、二階堂ひとみ
文/ishikawa_A
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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