猫と暮らす
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まるで芸術!な毛柄「クラシックタビー」「ポイント」って?
クラシックタビー(ブロッチド・タビー、マーブル・タビー)の特徴
体や足、しっぽなどに太いしま模様が入ります。体の側面はうず巻き模様のようになることも。
毛色によりますが、多いのは茶色に黒の縁取り。毛色が茶色やクリームなら、ピンク系に。
アメリカンショートヘアーに代表されるうず巻き柄
性格は、猫種にもよるものの、純血種に多いだけあって、遊び好きで活発な傾向にあるようです。
ミックスにもみられる、うず巻き模様
「アメリカンショートヘアー柄」と呼ばれることがあるほど、純血種の印象が強いクラシックタビーですが、もちろんミックスも存在します。しかし、もともと西洋の柄であり、劣性遺伝なので数は少なめです。
地色が茶色っぽいなら「ブラウンクラシックタビ―」、地色が銀色の「シルバークラシックタビ―」、オレンジ色のうず巻きは「レッドクラシックタビ―」です。
次は、「ポイント」について紹介します。
ポイントの特徴
毛色と目の色の関係ははっきりわかっていない点が多いですが、ポイントの場合は、目の色が青かそれに近い色になりやすいようです。
ポイントの猫は鼻の周りや耳の先など顔の先端部の毛色が濃くなります。目の周りや頬など、広い範囲が濃い色になることも。先端部以外の毛色は淡い傾向に。
体の先端部もとくに濃い色が出やすい傾向があるため、足先やしっぽは濃い色に。
体の先端に色がつく不思議な柄
日本でポイント柄の猫が見られるようになったのは1960年代。シャムが大流行したことで交配が進み、ミックス猫にも多く見られるようになりました。
性格もシャムのフレンドリーさを受け継いでいる猫が多いようです。
ポイント柄の猫は生まれたときは白い!
次は、「シェーテッド」について紹介します♪
シェーデッドの特徴
毛の根元は白く、毛先側に濃い色が入るシェーテッド
このように、一口にシェーデッドといっても色素量に差があるため、目の色も個体によってさまざまです。
ちなみに、毛の根元から単一色である一般的な毛は、「ソリッドカラー」といわれます。
「チンチラ」は猫種ではない!?
↑少し黒っぽいとシェーデッドシルバー
↑こちらがペルシャのチンチラシルバー
毛の中間まで入った「シェーテッド」、毛の根本近くまで色が入っていると「スモーク」、毛の先端だけ色が入った毛柄を「ティップド」と呼びます。
最後は、「アグーティ」について紹介します!
アグーティ
イラストのように、1本の毛の中に濃い色と淡い色の細かいしま模様が入ります。そのため光が複雑に反射し、輝いて見えることも。お腹側には淡い色が、しっぽの先端には濃い色が入りやすい毛柄です。
1本の毛に複数の色が入る柄
代表的な猫種は、アビシニアンのほか、ソマリ、シンガプーラなど。総じて、比較的人懐っこい性格です。
優先的に現れる、アグーティのしま模様
参考/ねこのきもちセレクション「愛猫の毛柄がきっと見つかるKEGARA図鑑」
文/ねこのきもちWeb編集室
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
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