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もしもの時に備えて安心。猫飼い必携! 防災アイテム「基本の3つ」

「もしも」に備えた愛猫のための防災アイテム

「被災したら、愛猫はどうしよう?」。猫飼いさんなら一度は考える「もしも」の場合。あなたは、その「もしも」を想定した準備はしていますか?

被災して自宅では生活できなくなった場合に備え、人間はもちろん愛猫の防災アイテムもそろえておく必要があります。

ここでは、最低限に必要なアイテムから、猫ちゃんのタイプ別カスタムアイテムまでをご紹介しましょう。

愛猫の防災アイテム 基本の3つ

猫ちゃんのために用意しておきたい防災アイテムの基本は、以下の3つとなります。

【食事用品】
避難先でもしばらく生活できるようドライフード、ウエットフード、軟水は約1週間分を常備しておきましょう。食事療法中の猫ちゃんは特に、しばらく専用フードが手に入らないことも考えられるので、多めに備えておくと安心です。

ドライフードは小分けにし、ウエットフードはパウチタイプ、それらを入れる器は割れない素材で用意しましょう。

【キャリーケースや洗たくネット】
避難先で猫ちゃんのスペースを確保するために、キャリーケースは必須。

避難の際に両手があくリュックタイプや、デリケートな性格の猫ちゃんを守るハードタイプのものなど、猫ちゃんの性格や状況に合わせたものを選びましょう。

また、猫ちゃんの移動や診察のとき、逃走したり暴れたりするのを防ぐために、目の粗い洗たくネットがあると便利ですよ。

【猫との写真】
意外に感じるかもしれませんが、猫ちゃんの写真も防災アイテムの中に入れておきましょう。万が一、猫とはぐれてしまった場合、写真があれば手がかりになり、探しやすくなるからです。

できれば、写真は飼い主さんと一緒に写ったものがベスト。もし、愛猫が保護されていた場合、引き取る際に飼い主という証明になるからです。

猫ちゃんのタイプ・ケース別の「プラスα」

そのほか、多頭飼いの場合は、猫も防災アイテムも一度に持って移動できる台車などがあるといいでしょう。猫ちゃんが多いとそれだけで手一杯になりがちですが、それぞれの好み・体調に合ったフードも忘れずに。

神経質なタイプの猫ちゃんなら、被災のショックで食事をとらなくなることも。食欲がなくても口にできるペースト状のおやつがあるといいですね。

持病のある猫ちゃん、体調不良になりやすい猫ちゃんなら、これまでの医療記録を携帯で写メをとっておきましょう。避難生活中はかかりつけの獣医さんに診てもらえない場合もあるため、既往症がわかるものがあると安心です。

猫飼いさんなら、人間用の防災アイテムに加え、愛猫のための「プラスα」も必要ですね。万が一の時にあわてないために、あらかじめ用意できるものはそろえておきましょう。




参考/「ねこのきもち」2018年9月号『愛猫を救うのはカスタム防災です』(監修/藤井仁美先生(人と動物の防災を考えるNPO法人アナイス代表。新潟県中越大震災動物救済本部監事、東日本大震災東京都動物救援センター運営管理部門副センター長ほか)
イラスト/achaca
文/ヤマモト トモミ
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