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愛猫が吐いた…原因は!? よくある事例と、飼い主さんの適切な対応を解説

「突然、愛猫が吐いてしまった!」……もしこのような状況になってしまったときに、飼い主さんは愛猫のためにも適切な対処をしてあげたいですよね。

そこで今回は、猫が吐く理由・適切な対処法について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します!

猫が吐くのには、どのような原因が?

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吐くこと(嘔吐)とは、唾液の分泌と吐き気に始まる一連の行動です。一般的には、胃腸に対する何らかの刺激が原因で起こります。

しかし、それ以外にも「感染」によるものや「ホルモンの病気」など、胃腸とはまったく関係のない原因によっても起こることがあります。

猫が吐いてしまう場合、病気の可能性も

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嘔吐の原因はさまざま。猫が吐いてしまう場合に、気をつけたい一例には下記のようなものがあります。

異物(ひも状の異物)の誤飲によるもの

とくに猫で注意したいのは、異物(ひも状の異物)の誤飲によるもの。吐く回数が急に多くなり、繰り返し吐くようになります。

誤飲が原因で吐いてしまう猫は来院数も多く、飼い主さんは気をつけてあげたいですね。

長い日数をかけて吐いている場合

ずっと長い日数をかけて吐いている場合も、注意が必要です。

猫が吐いている状態を「当たり前」だと思って飼い主さんが慣れてしまい、慢性的な腸の病気(たとえば腸のリンパ腫など)が発症しているのに、長い間気づけないなどということもあります。

猫が吐いてしまったときに、確認しておくべきこと

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一度吐いただけでそのほかの症状もなく、元気も食欲もある場合は、経過観察をしてもいいことが多いです。

飼い主さんは、愛猫が吐いたときに「どんなものを食後どのくらいで吐いたのか」「吐いた回数はどれくらいか」などを確認しておくようにしましょう。

ほかにも……

  • そのときにほかの症状(特に下痢などの消化器症状)はないか

  • 食事内容や投薬歴(病歴も含む)

  • 異物摂取の可能性など嘔吐にかかわった状況


などといったことを把握しておくと、診断から治療までがスムーズに進みやすくなるのでチェックしてみてください。

猫が吐いたとき、病院ではどんな治療を受けるの?

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原因にもよりますが、一般的に嘔吐が激しい場合は「制吐薬」を使い、必要に応じて胃腸粘膜を保護する目的で「粘膜保護薬」を使用します。

ただし、嘔吐に対する治療はその原因によりさまざま。病的な嘔吐が認められた場合は、動物病院で適切な診断と治療を受けましょう。

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先生の解説にもありましたが、猫が吐いてしまう原因はさまざまあるようです。もし愛猫が吐いてしまい、不安な場合には、早めに獣医師に見てもらうようにしましょう!

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/雨宮カイ
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