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不思議でおもしろい! ちょっぴり「ざんねん」に思える猫の真実5つ

猫の種類や年齢、暮らす環境などによっても異なる、その猫ならではの不思議な生態。ちょっぴり「ざんねん」にも思える事実があるのです!

今回はネコ科の動物も含め、「ざんねんな猫たち」の5つの真実を見ていきましょう。

①トラの狩りの勝率は……ぶっちゃけ低い!

狩りの勝率が低いトラ
イラスト/モリヤリョウコ
ネコ科のトラは、力強い四肢と顔つきですよね。ネコ科の中でもライオンに並んで強い動物として知られているけれど、じつはどちらも狩りはイマイチ!

とくに、トラの成功率はたったの1割ほど。ただ、トラは単独行動で、かつ捕まえる獲物が大きいので、たとえ9割獲物を逃してしまったとしても、へっちゃらなんです。

②スフィンクスは見た目通り……超寒がり!

寒がりなスフィンクス
イラスト/モリヤリョウコ
無毛の猫種であるスフィンクスは、見た目の通りのまま寒がりです。

猫はもともと熱い半砂漠地帯で暮らしていたため、ただでさえ寒さには弱い傾向が。スフィンクスは毛がない分、ほかの猫に比べて皮下脂肪や皮脂の分泌が多いですが、それらの保湿効果はたかが知れています。

もこもこの被毛には、かないっこないのです。

③生粋の飼い猫は……狩りができない!

狩りがでいない生粋の猫
イラスト/モリヤリョウコ
猫だから本能的に狩りができると思っていたら、それは間違い! ネコ科の動物が狩りができるのは、「社会化期」と呼ばれる時期に、母親からそのノウハウを教わっているから。

社会化期を迎えるのは生後3カ月ごろなので、それ以前から人に飼われている猫などは、「狩りってなあに?」な状態なのです。

もしもノラ猫として暮らすことになっても、ネズミ1匹すら捕まえられないかも!

④マンチカンは……ケンカが弱い!

ケンカが弱いマンチカン
イラスト/モリヤリョウコ
猫といえば、猫パンチ! ケンカのときも、猫パンチで相手を攻撃します。となると……短足のマンチカンはリーチが短いので……激弱なのです!

しかしながら、マンチカンは絶対に勝てないであろう相手にも、果敢に挑む気質の持ち主。仮に柔道やレスリングができれば、体高の低さを武器として、相手の懐に入り込んで勝てるかも(笑)

⑤子猫は自分のしっぽを……いつか食べられると思っている!

しっぽを追う子猫
イラスト/モリヤリョウコ
猫は社会化期に、さまざまな生きる術を身につけます。その意味では、社会化期を迎える前の子猫にとっては、世界は不思議なことだらけ!

たとえば、鏡に映る自分を敵だと思ったり、しっぽが自分の体の一部であることを理解できずに、「動く細長いもの=ヘビ=食べられる!?」と勘違いして、追いかけることも(笑)


「ざんねん!」とも思えるけれど、なんだか愛おしくも思える猫の生態。そんなところもまた、猫の魅力なんでしょうね!

参考/「ねこのきもち」2017年12月号『\どうしてそうなった!?/ 不思議だけど愛おしいざんねんな猫の生態』
(監修:哺乳動物学者、「ねこの博物館」館長、日本動物科学研究所所長 今泉忠明先生)
文/sorami
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