猫と暮らす
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かかりつけが閉まってた! そのとき頼れる「救急動物病院」って?
人と同じように、猫にも「救急動物病院」があります。
いざというときに落ち着いて行動できるよう、今からしっかり考えておきましょう。
救急動物病院って?
物病院」。
救急動物病院は、地域の獣医師が交代で、あるいは、地元の獣医師会が夜だけ診療するタイプ、24時間営業タイプ、ほかにも、獣医師が飼い主宅に行って診察する往診タイプなど、いろいろあります。
ですが、そのリアルな体験は必ず参考になるはず。
ここではメサイアくん(オス・3才/ソマリ)のエピソードをご紹介します。
<読者例>トイレでの様子がおかしく…
それからしばらく何もなかったのですが、3カ月ほど経ったある日の夜、落ち着きがない感じでトイレに向かった愛猫。しばらく出てこなかったので、下腹部を触ってみるとパンパン……。これは大変だと慌てて夜間救急に駆け込みました。そこでは、尿道閉塞であると診断され、閉塞の解除、膀胱の洗浄をしてもらい、3万円弱の支払いとなりました。
今は落ち着いていますが、排泄時の異変が夜中に見られることが多く、夜間救急には5回ほどお世話になりました」
でも救急動物病院って…
読者から多く寄せられたイメージについて、その実態を教えてもらいました。
Q.連れて行っても応急処置しかしてくれないってホント?
夜間救急の役目は、翌日の受診につながる応急処置を施すこと。
ですが、応急処置のみ、と考えているわけではなく、病状によっては緊急手術をすることも。
できるだけのことをして、その後の治療はかかりつけの動物病院で、と考えている施設が多いでしょう。
Q.通常の動物病院より値段が高いってホント?
料金はそれぞれとはいえ、昼間に診療している動物病院と比べ、全体的に高いとはいえるでしょう。
夜間分をプラスする場合もあれば、もともとの診療費を高く設定している場合も。
ふだんの猫の様子がわからない分、必要な検査が増え、料金がかさむこともあります。
Q.保険が効かないってホント?
ペット保険が適用されるかどうかは動物病院や保険会社によります。
ですから、加入しているペット保険の規約を確認してみてください。
一般に、夜間(時間外)診療費として、診療費などに加算された料金には、適用されないケー
スが多いかもしれません。
気になることは愛猫が元気で余裕のあるうちに調べたり尋ねたりしておくといいでしょう。
イラスト/山村真代
文/Margot
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