猫と暮らす
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夜間救急病院にかかるかも ―― そのときのために備えておきたいことは?
年末年始で動物病院がお休みに!
夜間でかかりつけの動物病院が診療時間外!
そんなときにもし愛猫に異変が起きたら?どうしますか?
いざというときに慌てないために、飼い主さんがしておきたい「ふだんからの備え」についてご紹介します。
ふだんからの備え① 愛猫の病歴を把握しておく

病気や薬の名前は、飼い主さんには覚えにくいもの。ですが、夜間救急で伝え間違えると適切な治療が受けられないこともあります。ふだんの受診時にかかりつけの獣医師に病気や薬の名前を書いてもらったりしておくと安心です。人の「お薬手帳」のように、専用ノートを用意して、メモしておくようにすると、ひと目でわかるメリットもあります。
メモの取り方例(×は悪い例。○のように書くといいですね)
たとえば、ふだんの受診後

たとえば、手術後

たとえば、小さな異変を感じたとき

ふだんからの備え② 夜間救急対応の動物病院を探しておく

かかりつけにしている動物病院の診療時間外に何かあったとき、どこの夜間救急に連れて行くかを必ずシミュレーションしておきましょう。それをしておけば、いざというときより早く診てもらえることにつながります。
夜間救急を選ぶ基準はさまざまでしょうが、猫の体への負担を考えると、一番優先したいのは自宅からの「距離」と「時間」。そのほか、気になることをチェックしておくと、より安心でしょう。
よりよい夜間救急は、以下の手順で探すのも一案です。
(1)かかりつけの獣医師に相談する
愛猫の体を一番知っているかかりつけの獣医師に、診療時間外に異変が起こったときどうすればいいか、相談してみて。信頼できる夜間救急を紹介してくれるかもしれません。また、持病がある猫なら、起こり得る異変も想定しやすく、いざというときの応急的な薬をあらかじめ処方してくれることも。
(2)ネットなどで検索してみる
自分で調べる場合は、インターネット検索などをしてみましょう。最近は夜間救急をまとめたサイトも。地域差はありますが、よりよい夜間救急を見つけるため、選択肢のひとつにしてみてもいいでしょう。
(3)それでも近くになかったら、消去法で最も近い夜間救急を調べてみる
地域によっては近くに夜間救急がないこともあるでしょう。その場合は、遠方の夜間救急に電話をかけて、獣医師の指示をもらっても。その場合でも、できるだけ自宅から近い夜間救急を選びましょう。多少遠くても動物病院に行かないとどうしようもないこともあります。

もしものときには、飼い主さんが落ち着いて対応することが、愛猫の命を左右します。なんでもない平常時に夜間救急病院を積極的に調べておき、安心したいですね。
参考/「ねこのきもち」2018年12月号『年末年始、かかりつけの診療時間外、いざというときのための夜間救急病院』(監修:ひがし東京夜間救急動物医療センター 上野元裕先生)
文/Margot
イラスト/山村真代
※この記事で使用している画像は2018年12月号「夜間救急病院」に掲載されているものです。
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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