猫と暮らす
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ちょっと意外? 猫の「集中力」を引き出すのは〇〇だった!
しかし、猫はときどきすさまじい集中力を見せ、飼い主さんを驚かせることがあります。
今回は、猫の集中力に関する飼い主さんのエピソードとともに、猫の集中力を引き出す要因について解説します。
エピソード1:遊びモードは長時間
東京都に住むAさんの愛猫は、ふだんは控えめでおとなしい性格。しかし、お気に入りのおもちゃを前にすると、夢中で何十分も遊んでいるそうです。そのときの目つきは、まるでハンターのようだといいます。いつもの性格とのギャップに、Aさんは「集中しているな~」と感じるそうですよ。
エピソード2:窓の外をいつまでも見つめている
外からチュンチュンと、鳥の鳴き声がすると窓辺にダッシュ! それからずっと外を見続けているというのは、栃木県に住むBさんの愛猫です。集中してじーっと外の鳥を観察しているときは、Bさんが体を触ってもまったく動かず、鳥から目を離さないといいます。
エピソード3:ご飯は一気に食べる!
大阪府に住むCさんの愛猫は、もともと食べることが大好き! とはいえ、食事中の集中力は尋常じゃないそう……。ご飯を一心不乱に食べ続け、このときばかりは、ふだん苦手な被り物も許してくれる(?)そうです。
猫の集中力は強い“狩りへの執着心”によるものだった!
人と暮らしている猫の遊びは、狩りの代わりです。そして、鳥は狩りの対象になり、食事は狩りの結果となる行動なので、3つのエピソードからもわかるように、猫が集中力を見せるシーンは”狩り”に関する事柄が多いようです。
これは、人から何かを要求されることが少ないまま、猫がペットとして飼われるようになったことが要因だと考えられます。猫は野性味を残したまま人と暮らしているので、本来の猫の行動といわれる、狩りを家の中でも本気で行うのです。そのため、狩りに関係する集中力がとても強く見えるのでしょう。
安心して集中できる“安全な環境”であることも関係している?
野生時代の猫は、狩りをしている時間でも敵に襲われる危険が。しかし、家で飼われるようになると、そこが安全な環境だと認識し、存分に好きなことに集中できるようになりました。集中した猫に触れても無反応なのは、家の中が安全な環境だとわかっているからなのかもしれませんね。
イラスト/ベスヨシコ
文/HONTAKA
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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