気候の変化が大きい"季節の変わり目"は、とくに寒暖差がストレスになってしまうこともあります。
猫が季節の変わり目に感じやすい「ストレス」と、手軽にできる対処法についてまとめました。
春は気候の変化がストレスに!
春は寒暖差が激しい季節です。たとえば3月の東京では、最高気温が18度の日もあれば8度の日もあるなど、1週間のうちに気温がコロコロと変わってしまいます。
寒さに弱い猫にとって、この気温差はとてもつらいもの。寒暖差のある春の気候をストレスに感じたり、急な冷え込みで体調を崩したりすることもあります。
猫カゼや突発性膀胱炎になってしまう可能性もあるので、猫が暖かく過ごせるように工夫してみましょう!
対策① トイレへのルートを暖かくする
まず注意したいのは、猫がトイレに行くまでのルートです。猫は寒いとトイレに行くのを我慢してしまうことがあり、ひどくなると膀胱に異常が起きてしまう恐れも。トイレへのルートにカーペットを敷くなどして、足元が冷えないようにするといいですよ。
対策② 日光浴できるようにする
猫は自然な暖かさを感じられる日光浴が大好き。体を温めるためにも、猫が日光浴できるようにしておくといいでしょう。日当たりのいい窓際にベッドを置いたり、マットを敷いたりして、猫がくつろげるスペースを作ってみてくださいね。
対策③ まめに室温を調節する
前述のように春は気温差があるので、冷え込む日や夜には室温をこまめに調節しましょう。猫が快適に感じる室温は22~24度くらいなので、それ以下の日には暖房をつけて暖かくしておくことが大切です。
対策④ 寝床を選べるようにする
春用の寝床と冬用の寝床を両方置き、猫が気温に応じて快適な方を使えるようにするのもおすすめです。冬用の寝床はすぐにしまうのではなく、猫が寒さを感じない気候になるまでしばらく出しておきましょう。
猫と楽しく暮らすためには、飼い主さんが「猫にはどのようなことがストレスになるのか」を知ることがポイントです。
寒さが苦手な猫にとっては、春もまだまだ油断禁物。見逃しがちな「春ストレス」に気をつけ、できることから対策してみてくださいね!
参考/「ねこのきもち」2018年3月号『「変わり目」がもたらす心と体の不調を防ごう!春ストレスに気を付けて』(監修:獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー 藤井仁美先生)
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。