出かける前にバタバタしていると、愛猫のお留守番のための最終確認が一部ぬけてしまう、なんてことはありませんか?
今回はそんな忙しい飼い主さんのために、これだけは確認しておきたいチェック事項を、お留守番前後で簡単にまとめてみました。
お留守番前の最終チェック!愛猫のためにしておきたい5つのこと
チェック1:愛猫の居場所
外出前の準備で部屋を行ったり来たりしていると、気づかないうちに猫がついて回っているなんてことも。愛猫の姿が近くになければ、トイレや浴室、寝室などに閉じ込めてしまっていないか確認するようにしましょう。
チェック2:愛猫の様子
帰宅後に猫に異変がないか確認するためにも、出かける前の猫の行動や表情を確認しておきましょう。
チェック3:声がけ
出かける際に「行ってくるね」など決まった言葉で話しかけましょう。必ず帰ってくるという合図にもなり、猫の不安な気持ちを和らげることができます。
チェック4:窓の施錠
一見猫には届かなそうな位置の窓も含め、すべての窓を施錠したか確認しておきましょう。防犯はもちろん、愛猫の脱走防止にもつながります。
チェック5:空調(室温)
22~24度くらいでエアコンを設定しておくのがおすすめです。理想の室温は留守番状況によっても異なりますが、猫は涼しさよりも暖かさの方を好む傾向にあるため、気持ち高めに設定するとよいでしょう。
お留守番後はこれをチェック!見逃したくない5つのポイント
チェック1:粗相
トイレ以外での粗相がないかチェックしましょう。粗相をしていたら、相当な緊張状態にあるか、トイレに不満がある場合が多いです。
チェック2:壁などで爪とぎ
不安を感じたりイライラしたりすると、爪とぎ器以外の場所で爪をといでしまう猫も。その場合、壁や扉の角に行うことが多いので、そのあたりをしっかり確認しましょう。
チェック3:吐き跡
吐き跡があるようなら、何を吐いているのかよく確認しましょう。健康な猫はフードの一気食いや毛玉が原因で吐くことが多いですが、ストレスや中毒、誤食や病気の可能性もあります。
チェック4:誤食
誤食をしていないか確認するために、細かいものの破損や紛失がないかチェックしましょう。何度も吐いたり、元気がなかったりするようなら、すぐに病院に相談を。
チェック5:フードや水
フードや水がどのくらい減っているかを確認しましょう。まったく減っていないようなら、不満や不安といった原因のほか、病気のサインである可能性もあるため専門医に相談しましょう。
お留守番後の猫の変化は、問題解決のための大事なサイン
猫のお留守番後の確認は、病気の発見や今後のストレス対策にもつながります。例えば留守番中の水の減りが異常に多い場合は、おしっこの病気の可能性があります。
また多頭飼いで粗相をしているようなら、猫同士の関係性が原因である場合もありますので、専門医に相談しましょう。
現代の多様な生活スタイルの中で、猫のお留守番はなかなか避けがたい課題のひとつです。猫からのサインを見逃さず、猫にとってより不安が少なく、より快適に留守番ができるよう工夫を重ねていきたいですね。
参考/「ねこのきもち」2018年4月号『留守番中の様子も公開! ちょっとの心がけで、絆はもっと強まる 猫の留守番ビフォーアフターにすること』(監修:小動物診療所獣医師 徳留史子先生)
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。