現代の家のつくりは、気密性が高く冷暖房の効率が良い反面、空気が停滞しやすくダニやカビが発生しやすいのだそう。梅雨時期の衛生面は、特に気をつけたいものですよね。
猫快適でストレス軽減の梅雨時期の衛生対策をご紹介します。
害虫の発生をおさえるにはコレ!
抜け毛には粘着クリーナーを活用しよう!
猫の被毛に付着したフケやアカは、ダニの繁殖の原因になります。ベッドやタワーなどの猫グッズについた抜け毛は、粘着クリーナーなどを活用してしっかりと取り除きましょう。洗える猫グッズの場合は、洗濯するのを忘れないで。
猫がよく上がる場所を掃除しよう!
カーテンレールや本棚、冷蔵庫の上などにたまるホコリは、意外と見落としがちです。猫が上がったときにホコリをまき散らしてしまい、人がアレルギーを発症する場合があるほか、たまったホコリにダニなどの害虫がわくこともあります。掃除機で吸い取って清潔に保ちましょう。
猫グッズを清潔に保つにはコレ!
トイレ容器はエタノール消毒を
ニオイのもとになる細菌やカビが繁殖しやすいトイレ。特に梅雨の時期は、ふだんのお手入れにプラスしてエタノール消毒を取り入れて。トイレ容器を丸洗いしたあと、エタノール消毒液を含ませたタオルで、容器の内側までしっかり拭きましょう。
フードボウルはこまめに洗って
フードボウルや水飲みボウルなどは、少しの洗い残しでも細菌が繁殖することも。洗ったあとに、エタノール消毒で仕上げると安心です。また、樹脂製のボウルは傷がつきやすく、傷の間に細菌が残ってしまう場合もあります。梅雨の時期は、ステンレス製など傷のつきにくいものを使うと良いでしょう。
かかりやすい病気にもご注意を
梅雨の時期に特に気をつけたい病気は、猫カゼや呼吸器系の疾患です。雨天が続くと、猫は思うように日向ぼっこができず、運動不足によるストレスや寒暖差によって免疫力が落ちやすくなります。
そのため、もともと持っているウイルスが活発化しやすく、猫カゼや呼吸器系の疾患が悪化することがあるので、注意してあげてください。様子がおかしいと感じたら、かかりつけの獣医師に相談を。
部屋やグッズを清潔に保とう
ジメジメとした梅雨の時期。細菌やカビを意識した衛生対策をしっかりして愛猫の健康を守ることは、そのまま人の健康を守ることにもつながります。見落としがちな場所をちゃんと掃除したり、エタノール消毒を取り入れたりするなど、少しの工夫で猫と人が暮らす環境をより清潔に保ちましょう♪
参考/「ねこのきもち」2017年6月号『3つの特徴的な天気タイプ別 梅雨対策 ワールド雨季レポート付き』(監修:エフシージー総合研究所暮らしの科学部部長 IPM研究室長 農学博士 川上裕司先生、ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生、ペットライフコンサルタント 「ねこままホテル」オーナー 薬師寺康子さん)
文/momo
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。