1. トップ
  2. 猫と暮らす
  3. 飼い方
  4. 愛猫のトイレでの行動を大調査! 素朴な疑問もスッキリ解消!

猫と暮らす

UP DATE

愛猫のトイレでの行動を大調査! 素朴な疑問もスッキリ解消!

ひと言で「排泄」といっても、その体勢から排泄後の行動まで、猫によってさまざまです。今回は、過去に実施した『ねこのきもち』読者、89人への「愛猫のトイレにまつわる行動」についてのアンケート。その結果について、獣医師の小林先生にうかがいました。

Q.排泄時、トイレの容器に体がすっぽり収まってる?

画像/2017年7月号『ニャ論調査2017 トイレ編』
約6割の猫は、排泄時、体がトイレに収まっているという結果に。前足を容器の中に入れている猫、容器のフチに足をかけている猫など、姿勢はさまざまなようです。

ちょうどよい大きさなのでしょう

画像/2017年7月号『ニャ論調査2017 トイレ編』
「トイレに体が収まっているのは、猫の体と容器の大きさが見合っているからでしょう。容器に足をかけて排泄するスタイルは、猫の個性による可能性が高そう。姿勢自体は問題がないので、そのまま使わせ続けて大丈夫です」

Q.オシッコやウンチがトイレからハミ出していることはめったにない?

画像/2017年7月号『ニャ論調査2017 トイレ編』
読者の回答は、圧倒的に「めったにハミ出さない」。猫は排泄の失敗が少ない動物ですが、それを踏まえても、ちょっと高めといえる数字が出ました!

ハミ出すのが嫌なら飼い主さんが対策を

「排泄物がトイレからハミ出すのは、猫の体の大きさに対して容器が小さいか、腰を上げて排泄している可能性があります。オスなら、スプレー行動のことも。ハミ出しが困るなら、トイレをもう少し大きいものに替えてみるといいでしょう。猫によって好き好きありますが、フード(カバー)付きのタイプに替えてみるのも手」

Q.ウンチをしたあと、部屋の中をダッシュする?

画像/2017年7月号『ニャ論調査2017 トイレ編』
半数以上の猫が、ウンチのあとダッシュするという結果に。中には、鳴きながら部屋の中を駆け回る猫も。日頃からいろんな猫の様子を見ている小林先生の感覚では、「意外と多い」そう。

よくわかってはいませんが、〝ウンチハイ〞かも

「ウンチのあとにダッシュするフシギ行動。その理由は、まだ明らかにされていません。犬などと比べてウンチが硬く、排出しにくい猫も多いので、出そうと力むことによってハイテンションになる……。いわゆる"ウンチハイ"ではないか、という説が有力です」

Q.排泄後、飼い主さんに報告する?

画像/2017年7月号『ニャ論調査2017 トイレ編』
飼い主さんを鳴いて呼んだり、飼い主さんのもとに向かっていき、"報告"するのは、猫の習性ではありません。ですが、読者の愛猫の約4分の1を占めることが判明!

コミュニケーション手段のひとつかも

「排泄後、たまたま鳴いたら飼い主さんが来てくれた、飼い主さんのもとに向かったらおやつがもらえたなど、猫にとってイイコトがあり、覚えて繰り返しているのでしょう。猫は、飼い主さんとのコミュニケーションでしているのかもしれません」

Q.トイレではない場所に排泄してしまうこともある?

画像/2017年7月号『ニャ論調査2017 トイレ編』
約2割の飼い主さんが「トイレではない場所に排泄することもある」と回答。飼い主さんにとっては大きな問題で、頭を抱えているとの声が多数。

トイレ環境に不満があるのかも

「トイレ以外の場所で排泄するいわゆる「粗相」は、トイレ環境、とくにトイレが清潔に保たれていないことが大きな原因のひとつ。一度するとクセになり、繰り返しがちなので、まずはさせないようにトイレ環境を整えることを目指しましょう」

Q.[複数飼いの場合] 猫たちは複数のトイレを使い分けてる?

画像/2017年7月号『ニャ論調査2017 トイレ編』
飼い主さんの6割以上が、トイレの使い分けを把握できていない実態が判明!
小林先生いわく、「複数匹いると見極めは難しいですが、不明の数字が少し多いかも……」と。

個性があるので一度観察を

画像/2017年7月号『ニャ論調査2017 トイレ編』
「排泄物は健康のバロメーター。どの猫のものかある程度は把握しておかないと、いざというとき困ることに。日中留守になりがちな飼い主さんは見極めが難しいでしょうが、排泄スタイルは猫によって微妙に異なります。休みの日などに一度じっくり観察してみて」

あなたの愛猫に当てはまるものはありましたか? 猫のトイレに関する行動はその猫の個性によって分かれるようです。排泄は猫の健康とも密接にかかわってくるので、つねにチェックするようにしたいですね。

参考/「ねこのきもち」2017年7月号『ニャ論調査2017 トイレ編』(監修:モノカどうぶつ病院院長 小林清佳先生)
文/浪坂一
※この記事で使用している画像は2017年7月号『ニャ論調査2017 トイレ編』に掲載されているものです。
CATEGORY   猫と暮らす

UP DATE

関連するキーワード一覧

人気テーマ

あわせて読みたい!
「猫と暮らす」の新着記事

新着記事をもっと見る