猫の表情や仕草から、「今きっとこう思っているだろう」と感じること、ありますよね?
猫の行動に関する研究が進むにつれ、人と同じように猫にも“ある”気持ちと、猫には“ない”気持ちの存在が明らかになってきました。
ここでは、猫の感情について詳しく紹介します。
猫にも……“ある”気持ち
かまってほしい
猫の行動を研究している先生の話によると、猫は飼い主さんの視線の向きを把握しているそうです。そのため、飼い主さんが自分を見ていないのがわかると、わざと飼い主さんの行動を邪魔したり、アピールをしたりして「かまって~♡」と甘えます。
嬉しい
たとえば、好物をもらったり飼い主さんと一緒にいられたりという、猫にとってポジティブな願いが叶うと、猫も「嬉しい!」と喜びます。
さびしい
長い留守番をしたときや、飼い主さんにかまってもらえなかったときなどに、猫は「さびしい」と感じます。中には、飼い主さんの姿が少し見えないだけで不安になってしまう「分離不安」になる猫も。
イライラ
猫も人と同じように、「イライラ」の感情があります。そんなイライラしているときに気に食わないことをされると、思わず攻撃行動に出る猫も……。
憂鬱
体調が悪いときや動物病院に行くときなどは、猫もテンションが下がり憂鬱な気分になります。中には、ため息をつく猫もいるようです。
今は気分じゃない
猫にも、「したい」「したくない」という気持ちがあります。ですから、フードをあげても「今は食べたくない」と、どこかへ行ってしまうことがあるのです。
猫には……“ない”気持ち
仲間に入りたい
猫はもともと単独で暮らしていたため、他の猫とつるみたいという気持ちはありません。ただし、「かまってほしい」という気持ちはあるため、自ら寄っていくことはあるでしょう。
なつかしむ
猫が窓辺でたそがれている姿を見ると、「何かを思い出している?」と感じるかもしれませんが、猫が過去を振り返ることはありません。ですから、猫が窓の外を眺めているのは、ただ単に動きがあって興味を示しているだけのようです。
悲しむ
同居猫が亡くなってから、悲しそうな様子で元気がない猫……。しかし、猫が「悲しい」という感情に浸ることはありません。ただし、遊び相手がいなくなって「さびしい」という気持ちはあるでしょう。
猫の気持ちは、意外と複雑!?
人とまったく同じ!とまではいきませんが、意外と複雑な猫の感情……♡
猫もいろいろ感じることがあるのかと思うと、余計にかわいいですね♪猫とのコミュニケーションの際の参考にしてください!
参考/「ねこのきもち」2017年5月号『人の感情のようにフクザツかも!?猫にもあるの?この気持ち』(監修:武蔵野大学教育学部講師 齋藤慈子先生)
文/しばたまみ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。