猫と暮らす
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猫も「しゃっくり」をする。病気が疑われるときの見極め方とは?
ふと猫を見たとき、まるで「しゃっくり」をしているかのような姿を見たことがある人もいるでしょう。素朴な疑問ですが、そもそも猫も人と同じようにしゃっくりをすることがあるのでしょうか……?
気になる疑問について、今回ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
猫もしゃっくりをするの? 原因は?

猫もしゃっくりをします。しゃっくりは猫以外でも、人をはじめ、犬やウサギ、ハムスターなど多くの動物がします。
しゃっくりは、何らかの原因で横隔膜が刺激されることで起こると考えられています。その原因はたくさんあり、すべてはわかっていません。
猫のしゃっくりの原因は?

猫の一時的なしゃっくりの原因としては……
などが考えられています。
病気が原因かも!? 注意したい猫のしゃっくりの見分け方

前述のように、しゃっくりは何らかの原因により横隔膜が刺激されて起こると考えられています。
横隔膜を刺激する病気として、肝臓や肺の腫瘍、消化器系の腫瘍、肺炎などあります。また、横隔膜の神経を刺激する脳腫瘍などが関係することも。
そのため、しゃっくりがこうした病気と関係がないか、見分けることが大切です。
あまり心配のない猫のしゃっくりの見分け方
数秒から数分で止まるような一時的なしゃっくりは、あまり心配がありません。心配がない場合は、しゃっくりをしても止まれば猫自身もケロッとしていることでしょう。
病気を疑うべき猫のしゃっくりの見分け方
一方で、しゃっくりが頻繁に出る場合には要注意! あわせて、下記のような症状が見られるようであれば、病気の可能性もあるでしょう。
猫がしゃっくりをしているときの飼い主さんの対応は?

しゃっくりが始まると、猫は固まったようにじっとしていることが多いです。何が起こっているのかわからず、不安になっているかもしれません。
触ったり抱いたりせずに、しゃっくりが止まるまで静かに見守りましょう。

もし病気が疑われるようでしたら、なるべく早く動物病院を受診しましょう。
重い病気が原因のこともあるので、しゃっくりの様子だけではなく、呼吸の異常、食欲不振、体重減少など、気がついたことはすべて獣医師に相談してください。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/Honoka
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