「ねこのきもち」では「愛猫の毛柄と性格」に関する読者アンケートを実施。その調査結果から「毛柄と性格の相関性」が見えてきました。
今回は「キジトラ」と「茶トラ」の毛柄の特徴と性格について解説します。
ちょっとワイルドな「キジトラ」
毛柄の特徴
茶色ベースに黒のしま模様が入る毛柄です。ベースの茶色部分が黒っぽく出ることがあるので、暗いところでは「黒」にみえることも。鳥のキジに色柄が似ていることから「キジトラ」という名が付きました。目元やしっぽ、背骨に沿った部分は模様が分かりやすく出る傾向があり、口元は色が薄くなりやすいです。そして、肉球はピンクや茶色が多いのもキジトラの特徴です。
ヤマネコの気質を受け継ぐ「キジトラ」
リビアヤマネコの毛柄に似ているためか、野生気質が強いという説があります。「ねこのきもち」が行ったアンケートでも、“慎重さ”と“警戒心の強さ”が平均以上という結果になりました。獲物に見立てたおもちゃを執拗に攻撃したり、新しいものを入念に調べたりといった行動も見られるようです。
大胆な「茶トラ」
毛柄の特徴
オレンジ色がベースの被毛に、濃いオレンジのしま模様が入った毛柄です。生姜のような色合いに見えるので、欧米では「ジンジャー」と呼ばれることもあります。
物怖じしないオスらしい「茶トラ」
遺伝的にオスが生まれやすい茶トラは、オスの特徴的な性格が出るというのが通説でした。
保守的なメスに対してアピールしたり、ライバルとメスを取り合ったりする必要があるオスは、積極的な性格になる傾向があります。
アンケート結果でも、オスが多い茶トラは、「友好的」な性格と思っている飼い主さんの数字が全柄の中でも一番割合が多く、繊細さは一番低いという、"オスっぽさ"が顕著に出た結果となりました。
キジトラ、茶トラの飼い主のみなさん、いかがでしたか?
この内容は雑誌「ねこのきもち」からご紹介しています。
「猫の毛柄と性格には関係がある」と一概にはいえませんが、相関性は確かにあるのかもしれませんね。
参考/「ねこのきもち」2017年11月号『読者の愛猫781匹から見えてきた!毛柄×性格 相関データFile』(監修:猫専門病院「Tokyo Cat Specialists」 山本宗伸先生)
文/ねこのきもちWeb編集室
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。