猫と暮らす
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猫の家出を防止するために。猫の気持ちと対策を解説!
みなさんは、ふだんから愛猫が脱走しないような対策をしていますか? 「うちのコは大丈夫」と思っていても、さまざまな理由・原因により脱走してしまう可能性が…!
今回は、猫が家出(脱走)をしてしまう理由と対策について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
猫が家出(脱走)をしてしまうワケ
①性衝動によるもの(特に猫の男性ホルモンによるもの)
②もともと外で長く生活をしていた猫の場合
③何かアクシデントが起こったため
- 掃除機をかけるときに窓が開いていた
- 移動中にキャリーケースが突然壊れた
- 来客の際にドアが開いていた
- ベランダから飛び降りた
などによる脱走もあります。
脱走した猫はどんなところに逃げる可能性が?
自宅近くの身を潜められそうな物陰などを、隈なく探しましょう。日中は隠れていて、暗くなってから家の周りに戻ってきて様子を伺っていることもあるので、同じところでも時間帯を変えて探すことをおすすめします。
見つかりにくいケースも……
- 何かに追われたりして思ったより遠くに行ってしまった
- ケガをしてしまった
探す範囲を広げたり、人の手を借りたりしましょう。
脱走した猫は、自力で帰ってくることはあるの?
しかし、何かを夢中で追いかけてしまったり、敵に追われて逃げ回った場合は、元の位置がまったくわからなくなることが多々あります。
なので、日頃からしっかりとした脱走防止対策を心がけたほうがよいでしょう。
飼い主さんができる猫の脱走防止対策
猫が飽きないような工夫
- 縦の空間を使って遊べる、キャットタワーやキャットステップなどの設置
- 飼い主さんがおもちゃを使って猫と遊んであげる
- 猫が安心してくつろげる場所を作ってあげる
などといったことは効果的です。
物理的に脱走できないようにする工夫
- 猫が脱走しそうな窓は開けない
- 猫用脱走防止用の扉やパーテーションなどの利用
- ストッパー(網戸ストッパーやドアストッパーなど)をつける
など。
- キャリーケースなどは、使用する前に壊れていないかしっかりと確認すること
- 猫が通る場所の窓を開けない
など、人間側も猫の脱走に注意を払うようにしましょう。
もしも、愛猫が脱走してしまったら…
たとえば、チラシを作ってみたり、最近ではSNSを利用して無事に見つかるパターンも増えてきているようです。
もちろん、警察や保健所、動物病院に連絡して情報がないか問い合わせてみることも重要に。また、動物愛護団体に保護されていることもあるので、問い合わせをしてみましょう。
飼い主さんは、日頃からしっかりと脱走防止対策を行うようにしましょう。
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
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