猫と暮らす
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季節の変わり目に試してみて!猫カゼにきくマッサージ方法
寒暖差がはげしい季節は猫も人も体調を崩しがちですよね?
とくに猫は自分で体調管理ができないため、飼い主さんのケアが欠かせません。今回は、猫カゼの"症状の緩和"と"予防"に効果的なマッサージの方法をご紹介します。
とくに猫は自分で体調管理ができないため、飼い主さんのケアが欠かせません。今回は、猫カゼの"症状の緩和"と"予防"に効果的なマッサージの方法をご紹介します。
マッサージを始める前に知っておきたいこと
マッサージは猫がリラックスしているときに
猫がくつろいでいるときや、自分から甘えてきたときがマッサージに適しています。睡眠中や食後すぐは控えましょう。
まずはウォーミングアップ
猫の顔や体をやさしくなでるなど、軽いスキンシップから始めてください。こうすると飼い主さんの手の温もりで猫がリラックスできます。
一度に10回くらいを目安に
慣れるまでは、マッサージの動作は一度に10回ほどに抑えましょう(左右ある場合は各10回)。
慣れてきたら20~30回まで延長しても大丈夫です。
慣れてきたら20~30回まで延長しても大丈夫です。
強く押したり、つまむのはNG
人のマッサージのように「痛気持ちいい」と感じる強さは猫にはNGです。
「少し物足りないかな?」という程度の力加減を心がけてください。
「少し物足りないかな?」という程度の力加減を心がけてください。
それでは、ここからは具体的なマッサージの方法をご紹介します。
目ヤニ、鼻水、咳……など、症状ごとにマッサージの方法が異なります。
目ヤニ、鼻水、咳……など、症状ごとにマッサージの方法が異なります。
目にでる症状の緩和と予防法
目ヤニや涙目など、猫カゼの症状は目に出やすいです。悪化させないように、目の回りにあるツボを刺激しましょう。
飼い主さんの立ち位置は、猫の正面でも背後からでもどちらでもかまいません。
飼い主さんの立ち位置は、猫の正面でも背後からでもどちらでもかまいません。
まずは上瞼から
上瞼に親指をおき、目頭から目尻の方向へさすります。
続いて下瞼も……
下瞼も同様に。
上瞼と下瞼の目頭にあるツボには、目をスッキリさせてくれる作用があります。
上瞼と下瞼の目頭にあるツボには、目をスッキリさせてくれる作用があります。
眼病予防
目と目の間を親指と人差し指で軽くつまみましょう。
左右の目頭の間には鼻涙管があります。この付近のツボを押すと涙の流れがよくなるので、眼病予防につながるでしょう。
左右の目頭の間には鼻涙管があります。この付近のツボを押すと涙の流れがよくなるので、眼病予防につながるでしょう。
鼻がグシュグシュしているときには?
鼻の頭→眉間→額へと、上へ向かってまっすぐ人差し指でさすりましょう。
片手をあごに添え、顔を固定するとさすりやすくなります。
鼻筋には鼻の通りをスムーズにするツボがあり、この場所をマッサージすると鼻水や鼻づまりの改善が期待できます。
片手をあごに添え、顔を固定するとさすりやすくなります。
鼻筋には鼻の通りをスムーズにするツボがあり、この場所をマッサージすると鼻水や鼻づまりの改善が期待できます。
くしゃみや咳など、呼吸器の症状をラクにする方法
あごの下の皮膚を親指と人差し指で軽くつまみます。あごの真下の少しへこんだ部分に、呼吸がラクになるツボがあります。
円を描きながらマッサージ
続けて、親指と人差し指を開き、円を描きながら耳の下の頸部リンパ節(頬の脇あたり)のマッサージもすれば、さらに効果的です。
猫カゼの症状全般と予防にきくマッサージ
首の両脇に左右の親指を当てて軽く押します。
優しく押しながら方の中央へ
親指で押しながら肩の中央に向けて徐々にずらします。
このマッサージには猫カゼの症状を全般的に緩和させる効果が期待できます。また、免疫力アップにも効果的なので、猫カゼの予防にもオススメです。
このマッサージには猫カゼの症状を全般的に緩和させる効果が期待できます。また、免疫力アップにも効果的なので、猫カゼの予防にもオススメです。
マッサージは飼い主さんと愛猫にとって、素敵なコミュニケーションにもなります。
まずは予防になるマッサージを、少ない回数から始めてみてはいかがでしょうか?
まずは予防になるマッサージを、少ない回数から始めてみてはいかがでしょうか?
参考/「ねこのきもち」2017年3月『春先の不調に負けない体に!スプリングマッサージ』(監修:アニマル・ケアサロンFLOLA医院長 日本ペットマッサージ協会理事 中桐由貴先生)
文/国井
文/国井
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