猫と暮らす
UP DATE
猫の「ストーキング行為」にはどんな気持ちが隠れているの?
「後をずっとついてくる」「ジーッと見つめる」など、猫に束縛と感じられる行動をされたことはありませんか?これはもちろん、猫の愛情表現のひとつです!
このややストーキング?に近い行動には、猫のどんな気持ちが隠れているのでしょうか?
行動別に詳しく解説します。
後をトコトコついてくる

「ねこのきもち」2018年6月号によると、飼い主の行く先々、後をついてくる猫は「飼い主の行動を常に把握しておきたい!」という気持ちが強いタイプのようです。性格的にはとても甘えん坊で、飼い主に常に構ってもらいたいと思っているのでしょう。そのため、タイミングを少しでも逃さないように後をついてまわるのです。愛らしい束縛猫といったところでしょうか。
ジーッと見つめてくる

「ねこのきもち」2018年6月号によると、猫が人に対して視線を送るのは、期待や親愛の気持ちを示すときに見られるしぐさだそうです。
例えば「遠くからジーッと飼い主を見つめる」のは、飼い主の様子を伺い、甘えるタイミングを見計らっている行動。しかし控えめな性格の猫の場合は、遠くから飼い主を見ているだけでも満足なようです。
また「目を細めて見つめる」ときは、猫自身がとても幸せな気分になっています。飼い主を見つめるだけで幸せとは、猫との間に強い絆ができている証拠ですね。
肩に乗ってくる

肩に乗られてしまうと、自然と腕を回して猫を抱っこすることになりますよね?「ねこのきもち」2018年6月号によると、肩に乗る猫は、まさにそれが目的なのだとか。「飼い主とより密着したい!」「独占したい!」という気持ちが強く、アピール上手で甘えん坊な猫がする行動でしょう。
くつろぐタイミングでスリスリしてくる

スリスリする行動は、猫らしいしぐさの代表ですよね。
「ねこのきもち」2018年6月号によると、飼い主がくつろぐタイミングを見計らってスリスリしてくる猫は、日頃から飼い主の行動を観察しているタイプのようです!「家事は終わったかな?」「仕事は済んだかな?」と日頃から様子をチェックしており、相手をしてもらえるタイミングをしっかり把握しているのでしょう。
行動の邪魔をしてくる

新聞やパソコンのキーボードに乗る、テレビの前に座るなど飼い主の行動を邪魔してくる猫もいるでしょう。「ねこのきもち」2016年3月号によると、この行動は「こっちを見て!」という、自分に関心を向けてほしい強い気持ちのあらわれだそうです。相手をしてもらうために手段を選ばない、必死な強い愛情を感じますよね。
しかし頻度が多くて困る場合には、その場所から離れてほかのことをするなどして「今は構ってあげられないよ」という態度を示すようにしたほうが良いでしょう。
猫の愛らしいストーキング行為は、飼い主への愛情に溢れていることがわかりました。猫は飼い主のお世話なしでは生きられないので、飼い主を母猫のように慕っているのでしょう。
また猫の性格により、束縛行動が異なるのも興味深いですよね。愛猫がどんなストーキング行為をしているか、これを機に観察してみませんか?
参考/「ねこのきもち」2018年6月号『愛情表現のしぐさが丸わかり 毎日は猫からのNyamore(ニャモーレ)に溢れてる!』(監修:獣医師 獣医行動診療科認定医 ペット行動カウンセラー 藤井仁美先生)
「ねこのきもち」2016年3月号『朝・昼・夜…猫の愛情表現はとっても豊かです!気付いてあげたい猫からのLOVEサイン』(監修:帝京科学大学助教 動物看護師 小野寺温先生)
文/nishiyuka
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
UP DATE