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キレイ好きだからとあなどらないで! 猫がなりやすい皮膚の病気

猫はとてもきれい好きな生き物。「愛猫がいつもより熱心に毛づくろいをしていた」という時も飼い主さんとしてはあまり気にならないかもしれません。
しかしその毛づくろい、もしかしたら体の異変が原因かもしれないのです!?

今回は猫がかかりやすい皮膚の病気についてご紹介します。

逆引きでチェック 猫の皮膚の病気

気になって触れてしまうため、悪化することも

猫は舌を使って全身をなめる習性があり、毛が抜けたり、かぶれてかゆみがあったりすると、なめてしまうことが。これが症状を悪化させることにつながり、完治するまで時間がかかることも。

脱毛している

【皮膚糸状菌症(カビ)】

初期には小さな円形や楕円形の脱毛が1カ所~数カ所に見られます。子猫に多く、悪化すると全体的に脱毛し、人や同居動物に感染する恐れがあります。脱毛部位にブラックライトを当てると白く光ります。 
目の下にカビが発生している。ノラ猫との接触で感染することも。内服薬で治療する。
画像/ねこのきもち2019年11月号『ねこの病気逆引き辞典』

あごが汚れている

【あごニキビ(アクネ)】

猫にとても多いあごニキビ。あごの下が脱毛し、赤色や黒色のブツブツができます。一度症状が治まっても、何度も繰り返し発症することが。あごには舌が届かないため、飼い主さんのケアが必要です。
あごニキビを発症している猫。アレルギーやストレスで発症することも。
画像/ねこのきもち2019年11月号『ねこの病気逆引き辞典』

皮膚がかぶれている

【皮膚炎】

細菌やノミ・ダニ、アレルギー、ストレスなどが原因で発疹が出る病気。皮膚が赤くかぶれ、頻繁にかつ力を込めて毛づくろいをすることがあります。原因によって処置は異なります。
お腹に赤い湿疹が出ている状態。食物アレルギーが原因の場合は療法食に替えて様子を見ることも。
画像/ねこのきもち2019年11月号『ねこの病気逆引き辞典』

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呼吸が荒く咳が見られる

【フィラリア症】

蚊に刺されて皮膚から感染する

フィラリアは犬の心臓に寄生する虫として知られていましたが、近年、猫にも感染することがわかっており、症例数も増えています。感染すると重症になることが多いです。
Getty
きれい好きな猫にとって、皮膚に起きる異変は大きなストレスに。そんな愛猫の異変にすぐに気が付いてあげるためにも、飼い主さんがふだんの健康な状態をしっかりと把握しておくことが大切です。
参考/ねこのきもち2019年11月号『ねこの病気逆引き辞典』(監修:ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生)
イラスト/片山智恵
画像/ねこのきもち2019年11月号『ねこの病気逆引き辞典』
※この記事で使用している画像は2019年11月号『ねこの病気逆引き辞典』に掲載されているものです。
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