家族で猫を飼っていたりしても、愛猫が特定の人にだけ好意を示す…なんてことはありませんか? たとえば、「愛猫は○○の膝の上にだけのってくる」「愛猫は○○の後ろだけをついて歩く」「愛猫は○○が触ると、とろ〜んとしたような表情を見せる」など。
「どうしてあの人ばかり猫に好かれるの!?」と疑問に思っている方もいるかもしれませんが、それにはちゃんとした理由があるようなのです!
猫に好かれるための8つの秘訣
獣医師の菊池亜都子先生によると、猫に好かれるためには8つの秘訣があるようです。下記でくわしく見ていきましょう。
秘訣①:「我関せず」の態度でいると、猫が落ち着いてくれる!
「猫をかまう=モテる」と思いがちですが、猫は必要以上にかまわれることを嫌います。なので、「何もしない人」が猫に好かれることも。「我関せず」と自分のしたいことをしている人のほうが、落ち着く猫もいるようです。
秘訣②:「猫なで声」+「猫目線」で話しかけてあげよう!
猫は優しいトーンの声に安心するので、「猫なで声」は好かれるやすいかも。また、猫と同じ目線の低い体勢で話しかけると、威圧感がなくていいでしょう。
秘訣③:猫はおっとりした性格の人を好む傾向に!
おっとりした性格の人は、物腰がやわらかく動作もゆったりめですよね。また、感情的に怒ることも少ない傾向にあります。そのため猫から見ても「安心できる人」として好まれやすいでしょう。
秘訣④:猫と一緒にいる時間が長いと絆が強まる!
猫と一緒にいる時間が長いと、猫のお世話をすることが多くなるので、自然に猫との絆が強まる傾向にあります。お世話をしてくれる特定の人の後を追ってくるコもいるようですね。
秘訣⑤:猫の「かまって」に応えてあげよう!
家事や仕事、勉強などをしているときでも、猫の「かまってアピール」を無視せず、要求に応えてあげると、猫に好かれやすいでしょう。猫から遊びのお誘いがあったら、遊んであげてみてくださいね。
秘訣⑥:猫がしたいことを自由にさせてあげよう!
猫は無理強いを嫌い、自由気ままが好きです。なので、猫に主導権をもたせて、したいことをさせてあげると、信頼関係が築きやすくなる傾向があります。
秘訣⑦:触る部位とタッチの仕方を絶妙に!
猫は、自分で毛づくろいできない顔周りを触られるのを好む傾向にあります。猫が「心地いいな」と感じる触り方をすると、好かれやすいかも。触り方が気持ちいいと、トロトロの表情になるコも♪
秘訣⑧:毎日1対1の時間を取ろう!
複数飼いの場合はとくに、毎日1対1の時間を少しでも取ると、猫の気持ちが満たされて絆も深まります。ブラッシングなら、ケアをしながら体の異変にも気づけるのでいいでしょう。
どれも簡単にマネできるものばかりなので、みなさんもぜひ試してみてくださいね♪
参考/「ねこのきもち」2019年11月号『できることなら私だって…。どうしてあの人ばかり猫にモテるの!?』
(監修:東京大学附属動物医療センター行動診療科 獣医師 菊池亜都子先生)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
文/雨宮カイ