猫と暮らす
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猫が飼い主さんを「煩わしい」と思ったときに見せるサインとは?
愛猫と触れ合う時間は、飼い主さんにとって至福のときですよね。ただ、あまりにもしつこくすると、猫からウザがられてしまうことも…?
今回は、猫が飼い主さんのことを「煩わしいな」と思っているときに見せるサインについて、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します!
猫は自分のペースを乱されると不快に思う傾向に

猫は基本的に単独行動なので、誰かから自分のペースを乱されたり、邪魔されることを不快に感じやすい傾向があります。
たとえば、ゆったりくつろいだり熱心に毛づくろいをしていたりするタイミングで、むやみに撫でたり触ったり、抱っこしようとしたりすると、煩わしがられることも少なくありません。
飼い主さんとしては愛情表現やコミュニケーションのつもりでも、猫からするとはた迷惑と感じることも、きっとあるはずです。
猫が「煩わしい」と思ったときに見せるサイン

猫が何かの刺激に対して煩わしさを感じた場合、その刺激を避けようとしたり、また相手がある場合には、自分の不快感を伝えるよう行動する傾向があります。
たとえば……
□触ろうとした飼い主さんの手を避けるようにかわす→「拒否の意思表示」
□しっぽの先を不規則に小刻みにパタパタ動かす→「いらだちの意思表示」
□くつろいだ姿勢を正して、すぐに動き出せるような姿勢を取りなおす→「その場を離れ、不快な刺激から遠ざかろうとする行動の準備」
このような行動を見せたときには、煩わしいと感じている傾向があります。
猫が煩わしいと感じることを続けてしまうと…

猫が「煩わしいな」と感じることを続けると、猫自身がその場を離れて、その不快な刺激から距離を置こうとふるまうことが多いです。
もし、抱っこされていて身動きが取れないなど、自分の意志では離れられない場合には、その相手に対して低く唸ったり軽く噛みついたりするなど、不快な刺激をそれ以上与えないよう警告を発することもあります。
もし猫の煩わしいサインが見られたら…

猫が見せる「煩わしいサイン」に気づいたとき、猫が不快に感じる刺激に心あたりがあるようなら、まずは猫が嫌がっていると思われることを速やかに止めてください。
猫がその場を離れていくなら後を追わず、猫のほうからもう一度近づいてくるまで、しばらくそっとしておいてあげるのがよいでしょう。
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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