猫と暮らす
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そもそも猫は腎臓に負担がかかりやすいから 知っておきたい慢性腎臓病のこと
どんな猫がかかりやすいの?
・8才以上
・尿石症にかかったことがある(とくに尿管に結石ができた猫は要注意)
・急性腎不全にかかったことがある(若い猫でも)
・遺伝的に腎臓の発達が悪い
・血圧が高い
・ウイルス感染症にかかっている(猫白血病、トキソプラズマ症など)
・自己免疫疾患をもっている
などの特徴をもつ猫です。
老猫の場合、個体差はありますが、症状がなくても腎臓の機能は衰えはじめる傾向にあります。
そもそも猫は腎臓に負担がかかりやすい
どんな症状が見られるの?
また、おしっこの量や回数がふだんの2倍以上になったときも要注意。腎臓機能が低下すると、尿が凝縮できなくなり、水のように薄い色になります。
なお、こうした症状は、腎臓が66%以上機能しなくなってからあらわれます。脱水気味になるため、便秘や貧血になる、体内に老廃物がたまり食欲が落ちる、ときどき嘔吐するなどの症状が出ることも。
このような症状が出たら
検査や治療方法は?
猫が「慢性腎臓病」と診断されたら、食事療法を取り入れて腎臓への負担を減らし、水分補給をして脱水を防ぐ治療をスタートするのが一般的です。
すでに脱水が見られる場合は、ペット用の補水液を与えたり、尿毒症を防ぐために皮下輸液(点滴)をしたりするケースも。これは、獣医師の指導のもと、自宅で飼い主さんが行う場合もあります。
定期的な検査や体調から病気の進行具合を判断し、それにあわせて治療法も変わっていくでしょう。
早めの対処で愛猫を守ろう
また、「慢性腎臓病」にかかった猫の生存期間を延ばすのに、もっとも効果があるのは食事療法だというデータもあるため、病気が進行してもあきらめず、継続して治療を行うことが大切です。
日頃から愛猫の飲水量やおしっこの様子などを観察し、変化を見逃さないようにしましょうね。
文/momo
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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