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最近愛猫の食欲がない… 猫の夏バテと間違えやすい「暑い季節の猫の胃腸炎」

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暑い季節は、猫も人と同様バテ気味に……。すぐに回復すればいいですが、中には症状がおさまらず、動物病院でほかの病気と判明することも。
夏バテとほかの病気の見極めポイント、原因や治療法を解説します。

夏バテのおもな原因は、温度や湿度の急な変化

撮影/栗林 愛

猫も人と同様に夏バテになることがあります。さまざまな原因が考えられますが、その代表例は温度や湿度の変化です。急に暑くなったり、逆に冷房が効き過ぎたりすると、それが負担になって、体調を崩しやすくなります。

夏バテのおもな症状は「元気がない」「下痢(軟便)」「水を過剰に飲む」「食欲不振」です。しかし、こうした夏バテに見られる症状が、じつはほかの病気の徴候であるケースもあります。病気の原因も、夏バテの原因と共通する場合があるので、飼い主さんにとっては、夏バテなのか、病気なのか、見極めが難しいことが多いので、注意が必要です。

こんな夏バテ症状に注意!

夏バテであれば、猫が暮らす部屋の温度や湿度を適切にコントロールするなどして夏バテの原因を取り除けば、回復することが多いです。しかし、そのように環境を整えても症状が改善しない場合は、病気にかかっている可能性があります。夏バテと間違えやすい病気のひとつに胃腸炎があります。それでは、胃腸炎とはどんな病気なのでしょう。

夏のストレスや誤食、寄生虫感染で胃腸炎に

イラスト/タカヒロコ

胃腸炎は、胃腸に炎症が起こる病気で、「元気がない」「下痢(軟便)」「食欲不振」といった夏バテに似た徴候のほかに、「嘔吐を繰り返す」「ウンチをするとしぶりが見られる」といった症状が見られるのが特徴です。ちなみに「しぶり」とは、大腸の炎症により便意だけがある症状のことです。ウンチを出そうと姿勢をとっても出ません。

胃腸炎の原因は、さまざまなストレスです。気温の急激な変化、寄生虫感染、異物の誤食のほか、引っ越しや家族構成の変化なども影響することがあります。誤食や寄生虫による胃腸炎も、じつのところ、元をたどるとストレスに行き着くことがあります。猫はストレスを感じると何でもかじり、かじったものを飲み込んでしまうことがあります。また、ストレスで免疫力が低下すると腸内にいるジアルジアなどの原虫が増殖し始め、それが胃腸炎を引き起こすことがあります。

整腸剤や抗生剤を投与して治療

胃腸炎は、症状に応じて、吐き気止め、整腸 剤、抗生剤、消化のよいフードを与えて治療していきます。誤食が原因の場合は、飲み込んでしまった異物を取り除く手術をする場合 もあり、寄生虫の感染が原因の場合は、駆虫薬を投与します。

また、環境的なストレスが疑われる場合 は、それを取り除いたり、ストレスがなるべくかからないように工夫したりすることも並行して行います。たとえば、猫が好む布などを置いておき、冷房が効きすぎて寒いときは潜れるようにするなどです。環境のストレスを最小限に留めることは病気の予防にもつながります。

撮影/小森正孝

いかがでしたか。このほか夏バテと勘違いしやすい病気には、次のような病気があります。
・腸閉塞
・尿石症
・腎臓病
猫の様子が気になるようなら、早めに動物病院で診てもらいましょう。

参考/「ねこのきもち」2020年7月号「その『夏バテ』、じつは病気かも」(監修/野矢雅彦先生 埼玉県日高市のノヤ動物病院院長)
撮影/栗林 愛、小森正孝 
イラスト/タカヒロコ
文/犬神マツコ
※この記事で使用している画像は2020年7月号「その『夏バテ』、じつは病気かも」に掲載されているものです。

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