猫と暮らす
UP DATE
信頼を失う可能性も…? 猫が「シャーッ!」と鳴いているときに注意したい対応
そこで今回、猫が「シャーッ」と鳴くときの心理について、ねこのきもち獣医師相談室の先生に聞いてみました!
猫が「シャーッ」と鳴くときの心理
「猫の『シャーッ』という鳴き声は、相手に対して警戒心を抱いていたり、威嚇するときの怒りの鳴き声です。猫同士のケンカでもよく『シャーッ』といいますが、嫌な相手や物に対しても発します。
威嚇をすることで、相手との距離を測っているともいえます。つまり、『嫌だな』『怖いな』『やめてほしいな』などと、相手を脅威に思っていたり怒っているときの鳴き声だと覚えておいてほしいですね」
猫が「シャーッ」と鳴いているときの正しい対応は?
「猫が『シャーッ!』と鳴いて嫌がっているのに無理強いをすると、相手やものに対してさらに嫌悪感を抱くようになります。
たとえば、爪切りなどのお世話に対して『シャーッ!』というのなら、まずは爪切りの存在に慣れさせていく必要があります。爪を切る必要があるときは、1本切って終わりにするなど、猫が『嫌だ』と感じる前に終えるように、ゆっくりと少しずつ慣れさせるようにしましょう」
間違った対応をした場合…
「もしも猫が『シャーッ!』と鳴いて飼い主さんから逃げ出すようになってしまった場合は、信頼関係を失っており、関係改善には時間がかかります。
猫が嫌がることをせず、適度な距離を取り、猫にとっての『いいこと』を提供することを徹底しましょう。焦らずに、猫が信頼してくれるのを待つことが大切でしょうね」
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/雨宮カイ
UP DATE