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見逃さないで!一生をかけて猫の見た目は変化している 猫の「成長&健康な老化」のビフォーアフター3選

愛猫の見た目や行動が「以前と違うな」と感じることもあるでしょう。病気が原因のこともありますが、成長や老化によって変化が生じていることも。

この記事では、成長や健康な老化で見た目が大きく変化した猫たちのビフォーアフターを紹介します。「ほんとうに同じコ!?」と思えるものもありますよ!

①鼻の色が変化して弾力がなくなった…なぜ?

ピンク色の鼻のあずきちゃん
(愛知県 S・Hさん/あずきちゃん メス・享年9才 エキゾチックショートヘア) 2カ月の頃。ピンク色でプリプリだったお鼻が…
S・Hさんの愛猫あずきちゃんの生後2カ月頃の写真を見てみると、お鼻がピンク色で肌質もプリプリ。でも、それから成長の過程でだんだんと変化したのか、8才の頃にはお鼻の色が茶色で、肌質も以前と比べカサカサした感じになっていたのだそうです。

なぜなのでしょうか…?

【解説】猫の皮膚も、人の肌と同じように老化します!

茶色の鼻のあずきちゃん
8才の頃のあずきちゃん。茶色のカサカサしたお鼻に変化していた!
じつは猫も加齢によって、肌の潤いがなくなって皮膚が硬化して厚くなっていくのです。また、ホルモンの分泌量が変化することにより、ピンク色だったのが茶色に変化するなど、異なった色に変わることもあります。

②いつのまにかヒゲが短くなっていた…なぜ?

生後5カ月のアオくん
(北海道 M・Aさん/アオくん オス・4才) ヒゲが長かった生後5カ月の頃
M・Aさんの愛猫アオくんは、生後5カ月の頃はヒゲが長かったそうです。でも、成長して4才になった頃のヒゲを見てみると、以前と比較して短くなっていたのだとか。

いったいなぜなのでしょうか…?

【解説】理由は定かではないけれど、ヒゲも退化するようです!

4才のアオくん
4才のアオくん。ヒゲが短くなっちゃった…!
はっきりした理由は定かではないですが、年齢とともにヒゲの強度や成長も衰えるのか、短くなったり、細くなったり、量が少なくなったりするようです。なかには、ヒゲが縮れるコもいるのだとか!

③毛色や毛柄が濃くなってきた…なぜ?

1才の頃の千美子ちゃん
(愛知県 M・Yさん/千美子ちゃん メス・2才) 1才の頃の千美子ちゃん。淡い毛色や毛柄だったのが…
年をとるにつれ、愛猫の毛の色や柄に変化が見られたと感じる飼い主さんも。M・Yさんの愛猫・千美子ちゃんは、1才の頃は毛色や毛柄が淡い感じだったのに、2才になった頃にはクッキリと見えるようになったのだそうです。

なぜなのでしょうか…?

【解説】成長するにつれて毛色や毛柄は変わる

2才の頃の千美子ちゃん
2才の頃の千美子ちゃん。ほんとうにクッキリ!
猫は成長するにつれて、毛色や毛柄が変化することがあります。毛をつくる細胞や、メラニンなどの色素を作る細胞が成熟することで、淡い色が濃い色に変化します。また、途中で細胞が消失したりすることで、濃い色が淡い色に変化することもあるといわれています。

ちなみに、猫も人と同様で白髪が生えてくることがあるんですよ! 黒猫のように毛色が濃いと、よりわかりやすいと思います。

見逃さないで! 一生をかけて、猫の見た目は変化しているんです!

眠る猫
成長によって見られる猫たちの変化。ビフォーアフターとして比べてみるとおもしろいですよね。どのタイミングで変化が見られるのか気になる人もいると思いますが、じつは一生をかけて猫の見た目は変化しているんです! 

下記でこまかく見ていきましょう。

【0才/子猫期】成長が著しく、見た目がどんどん変化していく!

猫の目が開くのが生後10~14日。生後3カ月頃には乳歯が生え揃い、生後6カ月頃には永久歯に生え変わります。成長は個体差や猫種でも差がありますが、1年で体長は30~40cm、体重は2.5~3kgと、どんどん大きくなります。

【1才~/成猫期】成長が落ちついて、"おとな"の見た目に変化!

基本の体形に成長して、この頃の体重が「ベスト体重」だといわれています。筋力も発達し、ボディラインはしなやかに。顔つきもキリッとして、"おとな"の表情になるのがわかります。

【7才~/シニア期】ゆるゆると緩やかながら老化が進行していく時期

7才からのシニア期になると、代謝が落ちて太りやすくなり、筋力も落ちてきます。見た目は若く見えても、毛や皮膚が乾燥するなど、老化は進行しています。狩猟本能が薄れるからなのか、表情がやわらかになることも。

【15才~/ハイシニア期】"老猫"という言葉がぴったりに

15才からのハイシニア期になると、顔や体が痩せてきたり、毛がボサボサしたりしてきます。また、目が濁ってきたり、歯が抜けたり、茶色っぽくなったりなど、個体差はあるものの老化がハッキリと目に見えてきます。

猫の「変化」を見極めて、健康管理をしよう!

鳴いている猫
猫の変化が「成長や健康な老化」であればいいのですが、じつは「病気」が関係している…なんてこともあるかもしれません。猫はもともと痛みや不調を隠しがちな動物なので、病気の変化であるサインを見逃さないようにしたいですね。

たとえば、「食欲があるのに痩せてきた」という変化は、飼い主さんがなかなか気づきにくいもの。もし飲水量が増えているのであれば「糖尿病」が疑われたり、シニア猫で活発な様子も見られるのであれば、「甲状腺機能亢進症」の可能性も。

愛猫の姿を毎日見ていると見慣れてしまって、見た目の変化に気づけなくなることもあります。日頃から写真を撮って比較してみるといいかもしれません。

もし気になる愛猫の変化が見られる場合は、動物病院を受診するようにしましょう!

参考/「ねこのきもち」2019年10月号『若いうちからも! 見た目と行動を正しくジャッジしよう 猫の変化、病気? それともエイジング?』
(監修:東京都杉並区にあるモノカどうぶつ病院院長 小林清佳先生)
※体験談の内容は掲載当時のものです。
文/sorami
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