猫と暮らす
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猫のいる家庭で家電を使う際の注意点は? 思わぬ事故が起こることも
今は便利な家電がたくさんありますよね。たとえばロボット掃除機を使っている猫飼いさんもいるのではないかと思いますが、猫のいる家庭で使用する際は、少し注意してあげる必要もあるそうです。
この記事では、猫のいる家でロボット掃除機を使う際に気をつけたいことと、よく起こりがちな家電による事故について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
猫のいる家庭でロボット掃除機を使用する注意点

ーー猫のいる家庭でロボット掃除機を使う際、なにか注意したほうがいいことはありますか?
ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「見慣れぬものに警戒する猫も多いと思うので、いきなりロボット掃除機を稼働せずに、しばらく置いておいて慣らす→少し動かして慣らす、といった順番で様子を見るとよいと思います。
とくに警戒心が強い猫である場合、ロボット掃除機を怖がってしまって引きこもってしまう可能性もあり、精神衛生上よくありません。愛猫のタイプによっては、ロボット掃除機を使用しないか、愛猫がいないときに使うほうがよいと思います」
怪我をするケースも! 猫のいる家庭で家電を使う際の注意点

ーー猫を飼っている家庭で起こりうる家電の事故には、どのようなものがありますか?
獣医師:
「起きる可能性のある事故としては、たとえば電子レンジの上に猫が乗ってしまい、電子レンジが落ちて怪我をすることがあります。コンロもスイッチがすぐに入るようなものは、火傷の危険があります。
炊飯器の上があたたかくて乗ってしまう猫の姿を見ますが、炊飯時には高温の蒸気が出て危ないですし、乗った拍子に蓋が開いてしまうこともあり危険です。
また、猫が走り回ってストーブを倒したときには、火事になる心配があります。家電のコードを遊び道具にする猫は、感電する恐れがあります」
ーーどれも実際に起こったら恐ろしいものばかりですね…。
獣医師:
「ロボット掃除機もそうですが、思わぬ事故が起きないように、自宅に飼い主さんご自身がいる際に使用するのがよいと思います。動物は想像を超えることをすると覚えておいてくださいね。
また、携帯のイヤホンでシリコン状のものは、触感がおもしろいのか、臭いが気になるのか、食べる猫が多いです。誤飲による事故にも充分に注意してくださいね」
(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/sorami
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