猫と暮らす
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猫のしっぽが「いつもより固い」のは病気? 考えられる要因2つ
猫のしっぽが固いときに、どんなことが考えられるのか…この記事では、ねこのきもち獣医師相談室の先生が実際に診た事例について紹介します。
猫のしっぽが固くなっているときに考えられること
「もしかしたら、なにか異常がある可能性もあるでしょう。実際に、飼い主さんからも相談を受けたことがあります。ここでは2つの事例を紹介しますね」
①いつもよりもしっぽが固いのか、動きが悪いように感じる
「ある飼い主さんが、『いつもよりも愛猫のしっぽが固いのか動きが悪い』といったような相談をしてきたことがあります。
しっぽの動きが悪かったり、いつもより上がっていないかもしれないというときは、神経的な異常が考えられます。この場合は、『しっぽ全体が変に感じる、なめらかに動かなくて固い』と感じられると思います」
「猫はなんらかの原因によって『馬尾症候群』という様々な神経症状を伴う疾患になりやすく、しっぽを上げるときに痛くなることがあります。骨の形が変わってしまうこともあります。
他には、交通事故などでしっぽの付け根の神経がまったくダメになってしまうと、しっぽが付け根からダランと下がり、触ってもまったく気にしなかったり、動かないという状況もあります」
②まっすぐだったしっぽが、いつからか曲がってしまっている
「『もともと愛猫のしっぽはまっすぐだったけど、いつからか固く曲がっているようになった』と受診された飼い主さんもいました。これは、骨折が関係しています。
しっぽが長いと、扉に先だけ挟まって骨折するようなことがあります。治療をしなかった場合、自然と骨折部位は治り、少々曲がった状態になることが多いです。そのときは、曲がったところは動かないので固いと感じると思います」
「しっぽ自体は動きますが、曲がった先は動かないですね」
※写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/柴田おまめ
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