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「不自然な動き」は異変のサイン!? 猫が怪我をしているときに見られる行動

愛猫の姿を見て「いつもと比べて歩き方がおかしいな」などと感じたとき、もしかしたら異変のサインの場合もあります。

この記事では、猫が怪我をしているときに見られる症状や不自然に思える動きについて、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。

猫が怪我をしているときに見られる症状や不自然な動き

見つめる猫
getty
ーー怪我の可能性が疑われるときに見られる猫の症状や、不自然な動きについて教えてください。

ねこのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「猫が怪我をしている可能性のあるときには、下記のような症状や行動が見られます。

  • 足が腫れている
  • 足をつかない
  • 足を舐めている
  • 触らせてくれない
  • じっとしていて食欲もない
これらの状態が見られたときには、四肢に怪我があるのではないかと疑います」

ーー足をつかないで歩くような姿は、正常であれば見られないですよね。こうしたサインがあると、飼い主さんも猫の体の痛みに気づきやすそうですね。

獣医師:
「そう思うかもしれませんが、じつは猫は病気や怪我などで体に痛みがあってもあまり顔に出さずに、飼い主さんや周りの猫に隠してしまう傾向にあります。

そのため、症状が悪化してから飼い主さんが気がつくという場合が多いようです。この時点で、骨折をしているのかどうかなど見た目ではわかりません。

もし異変に気がついたら早めに動物病院へ行きましょう。受診の際は、愛猫がいつからどのようにおかしいのかを伝えてください」

室内飼いの猫が怪我をしないための配慮を

見上げる猫
getty
ーー室内飼いの猫が怪我をしないようにするために、飼い主さんができることはありますか?

獣医師:
「とくに子猫や老猫などの骨折する危険性の高い猫がいる場合は、怪我をしないような配慮が必要です。

たとえば、高い所に登って危ない場合には、その前に物を置いて登れないように工夫をしましょう。また、足場が悪いところでは滑ることもあるので、滑るフローリングなどにはカーペットを敷くなどの対策をしてあげたいですね」

飼い主さんの不注意による事故にも注意!

歩く猫
getty
獣医師:
「また、飼い主さんが誤って猫を踏んでしまったり、ドアを閉めたときに挟んでしまうこともあります。こういった事故は、飼い主さんのほうで気をつけないといけません。

また、床に小さな尖ったものが落ちていて、猫の肉球に刺さってしまうことがあるので、そういうもの落ちていないかも注意してください」

ーー猫が怪我をする可能性のある状況を作ってしまわないよう、日頃からの飼い主さんの心がけが大切ですね。

(監修:いぬのきもち・ねこのきもち獣医師相談室 担当獣医師)
取材・文/sorami
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