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3366人の猫飼いが参加した「ニャ論調査」 猫に関する気になる実態に迫る!

本誌「ねこのきもち」で定期的におこなっている猫との暮らしについて調べる「ニャ論調査」。今回は3366人もの飼い主さんたちから回答が集まりました! 

この記事では、「ニャ論調査」のなかから抜粋した調査の結果を発表するとともに、分析やアドバイスも紹介していきます。

ニャ論1:ふみふみする猫が多数派!

愛猫はふみふみをしますか?

愛猫はふみふみをしますか?
愛猫がふみふみするかどうかを飼い主さんたちに尋ねたところ、75%の人が「する」と回答しました。

環境にリラックスしている

ふみふみする猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
ふみふみは、子猫が母猫のおっぱいを出そうと前足を動かすしぐさのこと。その名残で甘え気分のときに見られますが、多くの猫が生活環境に安心していることがうかがえますね。

また、猫の性格によってはふみふみしない場合があるので、「しない」が4分の1を占めていても不思議ではありません。

布製品を置く家庭が多いことが結果に影響?

ふみふみする猫
猫は、母猫のおっぱいの感触に似た柔らかい素材にふみふみする傾向があります。おそらく猫ベッドなどを置いている家庭が多いかと思うので、その対策が数字にあらわれた可能性もあるでしょう。

とくに冬の時期はあったかグッズも増えるので、よく見られるのかもしれませんね。

ニャ論2:7割以上の猫は呼んだら来てくれる!

愛猫は呼んだら来てくれますか?

愛猫は呼んだら来てくれますか?
愛猫は呼んだら来てくれるかを尋ねてみると、飼い主さんの75%が「来る」と回答する結果になりました。

「その後」に期待しているのかも

見つめる猫
猫はあまり従順でないことで知られていますが、調査の結果を見ると人の声かけに反応する猫が多いとわかりますね。

飼い主さんが撫でてくれたり、おやつをくれたりと、心理的に次に起こる嬉しいことを期待している場合があります。「来ない」という少数派の猫も、じつはしっぽや耳で返事をしていることがあるので、注意して見てくださいね!

ニャ論3:フレーメン反応をする猫としない猫は、ほぼ互角!

愛猫はフレーメン反応をしますか?

愛猫はフレーメン反応をしますか?
愛猫がフレーメン反応をするかどうかを尋ねる調査では、「する」が55%、「しない」が45%と互角の結果になりました。

意外とフレーメン反応に気づいていないだけかも?

フレーメン反応をする猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
口を開けて気になるニオイを取り入れて、調べようとする際に見られるフレーメン反応。好奇心旺盛な猫や、慎重な性格の猫に見られます。

一瞬しか反応しない猫もいるため、じっくり見ていないと気づきにくいことも。猫が新しいもののニオイを嗅いだときは、注意深く観察してみてくださいね!

ニャ論4:約9割の猫は、1日に1回以上ウンチをしている!

愛猫はどれくらいの頻度でウンチをしますか?

愛猫はどれくらいの頻度でウンチをしますか?
愛猫が1日にどれくらいの頻度でウンチをするかどうかの調査では、「1日に1回以上」がもっとも多く88%でした。

毎日の変化を確認しよう

ウンチをする猫
理想である1日1回以上の排便をしている猫が多いようですね。ウンチは欠かさずにチェックして、毎日の健康管理に役立てましょう。

ウンチの回数以外に、「量」「色」「体勢」も合わせてチェックしたいです。理想の量は、大人の人差し指1〜2本分くらいの量。個体差はありますが、毎日出ていればOKです。

ウンチの色は、与えているフードと似た色味なら安心です。血が混じっていたり、色が極端に薄かったり、濃い場合には動物病院を受診しましょう。

ウンチをするときの体勢では、出しにくそうにしていたり、何度もトイレに出入りするなどの様子が見られたら、獣医師に相談してください。


ニャ論5:フードは「量る派」と「目分量派」でほぼ互角!

フードを量って与えていますか?

フードを量って与えていますか?
愛猫にフードを与える際に量っているかどうかを尋ねる調査では、「量って与えている」が51%、「目分量で与えている」が49%で、ほぼ互角の結果となりました。

量の管理が健康につながる

見上げる猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
調査の結果、目分量でフードを与える飼い主さんがまだまだ多いようですね。食欲や体重の増減に気づきやすいことから、キッチンスケールなどでフードの量を量り、毎日同じ量を与えることをおすすめします。

あらかじめ1食分を量っておき、1週間分くらいに分けて保管をしておくと、ゴハンの準備の手間も省けるでしょう。

ニャ論6:半数以上の飼い主さんが、健康診断を年に1回以上受けさせている!

どれくらいの頻度で愛猫に健康診断を受けさせていますか?

どれくらいの頻度で愛猫に健康診断を受けさせていますか?
愛猫にどれくらいの頻度で健康診断を受けさせているかを尋ねる調査では、「年に1回以上」が60%でもっとも多い結果となりました。

毎年の変化を管理・確認しよう

「年に1回以上」と答えた飼い主さんが多いものの、一方で3割の猫が健康診断を受けていないというのは心配な結果です。基本は毎年、シニア猫は年に2回は受けさせましょう。

ニャ論7:平均体重とされる3〜5kgに該当する猫が半数以上に!

愛猫の体重は何kgですか?

愛猫の体重は何kgですか?
愛猫の体重を尋ねた調査では、「3.0〜5.0kg未満」が55%ともっとも多い結果になりました。

体重測定は1週間に1回を目安に

見つめる猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
愛猫の体重測定は、1週間に1回おこなうと安心です。測定の方法は、下記のとおりです。

猫と飼い主さんー飼い主さん=猫の体重

ニャ論8:愛猫がウンチをしたあとにお尻を拭く人は少数派!

愛猫がウンチをしたあと、お尻を拭きますか?

愛猫がウンチをしたあと、お尻を拭きますか?
愛猫がウンチをしたあとにお尻を拭くかどうかでは、「拭く」が14%と少数派だとわかりました。

無理にお尻を拭かなくてOK

ウンチのあとにお尻を拭いてあげている飼い主さんもいるようですが、猫のストレスになることもあるので、無理に拭いてあげる必要はないでしょう。

ニャ論9:猫1匹のゴハン代は月3000円以上がもっとも多かった!

愛猫1匹のゴハン代は月にいくらくらいですか?

愛猫1匹のゴハン代はいくらくらいですか?
愛猫1匹のゴハン代は月いくらかかるかを尋ねる調査では、「3000円〜」が35%で最多でした。

ゴハン代は一番大事な出費

眠る猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
食事は猫の体をつくる大切なもの。健康管理のなかでもお金をかけてあげたいもののひとつです。愛猫の好みと体質に合うものを与えてあげることが一番ですが、フードの種類を頻繁に変えてしまうと、猫にはストレスに。継続して購入できるものを選ぶことも大切です。

ニャ論10:猫の保険に加入していない家庭が多数!

愛猫の保険に加入していますか?

愛猫の保険に加入していますか?
愛猫が保険に加入しているかどうかを尋ねてみると、加入している人が38%と少ないことがわかりました。

保険に加入しておくと安心

いざというときに最善の治療を受けられるように、ペット保険に加入しておくことは大切です。現代の猫の寿命は年々延びているので、数年後には加入している割合は増えていることでしょう。

ニャ論11:ほとんどの猫は抱っこができる!

愛猫を抱っこできますか?

愛猫を抱っこできますか?
愛猫を抱っこできるかどうかを尋ねる調査では、92%もの人が「できる」と回答しました。

親愛の証拠

抱っこされる猫
抱っこは、飼い主さんに体を預ける行為です。人に対して心を許していないとできないことから、安心や愛情を表現していると考えられます。

猫の性格上、抱っこがどうしても難しい場合もあるかと思いますが、その場合は抱っこ以外のコミュニケーションで意思疎通を図りましょう。

抱っこのついでに健康チェックを!

抱っこのついでに、猫の全身をチェックするといいでしょう。たとえば、体表に凸凹はないか、顔周りに汚れはないかなど、さりげなく確認してみてください。

また、飼い主さんと離れるのが怖くて暴れるといった分離不安の症状が見られる場合には、動物病院に相談してみてくださいね。

見つめる猫
ねこのきもち投稿写真ギャラリー
猫にまつわるさまざまな調査の結果を発表しましたが、いかがでしたでしょうか? 今回はじめて知った気づきなどもあるかと思うので、ぜひこれからの猫との暮らしに役立ててみてくださいね!


参考/「ねこのきもち」2021年1月号『3366人のアンケートを猫のプロたちが分析! にっぽん全国ニャ論調査2021』
(監修:獣医師、獣医行動診療科認定医 菊池亜都子先生/日本学術振興会特別研究員(PSD) 髙木志保先生/モノカどうぶつ病院院長 小林清佳先生)
※ねこのきもちアプリにて調査を実施。自身の愛猫について(複数飼いの場合は一番若い愛猫について)近いものを選択して回答してもらいました。
※一部の写真は「いぬ・ねこのきもちアプリ」で投稿されたものです。
文/sorami
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