猫と暮らす
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病気が原因のことも…猫が家の中を「徘徊」する理由と対処法を解説
この記事では、猫が徘徊する理由と対処法について、ねこのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
猫が家の中を徘徊するワケ
「猫は夜寝る前と朝方にとてもよく鳴いたり、歩き回ったりするような行動が見られることが多いのですが、これは猫の『薄明薄暮性』という夜明けと夕暮れ時に活動する生活パターンが関係しているといわれています。
家の中で生活している猫たちは、朝食を食べたらそのあとは夕食までうとうとしていることが多く、夕食のあとから元気になり、飼い主さんが寝る前くらいや朝方くらいの時間に活動する、というサイクルを過ごしていることが多いです」
猫が徘徊してしまうときの対処法
「猫がうとうとしているような時間帯を減らして、その時間に運動させたり遊ばせたりすると、夜によく鳴いてしまう・歩き回るような行動パターンを減らせる可能性があります。
たとえば、キャットタワーを設置して部屋に高低差をつけたり、常に窓から外を眺められるようにしたり、猫たちが暇な時間に遊べるようなおもちゃを与えたりするなども、効果的だと思います」
病気が原因で徘徊する場合もあるので注意!
「そうですね。甲状腺機能亢進症や認知症などでも、鳴きながら徘徊したりすることがあります。とくにシニア・高齢猫であれば、動物病院で定期的な健康診断なども合わせて受診しておくと安心でしょう」
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/sorami
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