猫と暮らす
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猫が「急にごはんを食べなくなる」原因とは? 注意して観察したいポイントを解説
猫が急にごはんを食べなくなる原因
「猫の急な食欲不振の原因はさまざまです。たとえば、猫風邪、異物誤食、膵炎、肝機能障害などの病的な原因や、食餌が好みでなかったりストレスを抱えているなど、多岐にわたります」
猫が急にごはんを食べなくなったら、すぐに動物病院に行くべき?
「まずは、食べない以外の変化がないかをよく観察してみましょう。たとえば…
- 元気があるか
- 尿や便の様子は変わりないか
- おやつには反応するか
- 嘔吐や下痢などの他の症状が見られないか
「そうですね。愛猫の性格や日頃の様子を把握しておくと、もしものときにも役立ちます。
たとえば、日頃から食餌の選り好みが強い様子が見られる猫が、急にごはんを食べなくなった場合、元気もありおやつはしっかり食べたがるなどの様子であれば、病的な原因の可能性は低いかもしれません。
他に伴う症状もなく、元気に過ごしているのであれば、少し様子を見ていくのも選択肢の一つになるでしょう」
様子見をしないほうがいいケースも
「月齢の低い子猫は一度の食欲不振で低血糖になる恐れもあるので、受診は必須です。ただし成猫であった場合でも、食餌を食べないことにより肝機能障害を起こしやすいため、注意は必要です」
「食べない状況が続くことはもちろんですが、食欲がいつもの半分を下回っている日が数日続いている場合でも、肝機能障害のリスクが上がります。
食べないという状況もそうですが、原因によって受診の必要度は異なるので、一概に受診のタイミングの基準は設けられません。
飼い主さんが心配な場合はもちろんですが、おやつや好物にも反応せず次の日にも食欲が改善しない場合は、速やかに受診しましょう」
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/柴田おまめ
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